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遺跡発掘場の調査とジノとカナエのアレコレ…


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。




「何故、あのモンスター達が遺跡を襲う…… 発掘してるのか? いったい何を……」


動植物が融合した怪人の様な人型モンスターが、遺跡の古代補給基地を掘り返していた。


「破棄された施設のはずだが……」


面倒事になりそうだと…… そう思いながらも、ジノの頭に、この前のオフ会とそれに関する出来事が浮かぶ……


 ・

 ・

 ・


 ~ オフ会の数日前 ~


「ジノさん、カナエにホワイトデーのお返し…… 用意したの?」


ターニャがジノに話を振る……


「まだだが……」


「そんな貴方に……」「朗報です!」


ターニャの後ろから、野生の開発者【麗華】が飛び出した!?


「何だ…… 急に?」


「今度ね~♪ リアルで、有名デザイナーのアクセサリーブランドとコラボする事が決定したの!」


「ふ~ん…… で?」


「もぉ~! オフ会で、コラボアクセサリーをカナエにお返しすれば良いでしょ?」


「そう言うの詳しくないしなぁ…… リアルでは初対面の男からアクセサリー渡されるって、引かないか?」


「カナエちゃんなら(ジノさんラブだから)、大丈夫よ」


「今回渡さなくても、限定販売だから買って置いて、リアルで仲良くなったら渡したら?」


「う~ん…… 一応、見て見るか……」


 ・

 ・

 ・


「初めまして……」


買うか?買わないか?は、置いといて…… アクセサリーを見に、ターニャの案内でオフ会の前にアクセサリーショップに行ったら…… カナエの両親がいた。


カナエの両親から、長い眠りから目覚めた娘にたいする想いを聞いた……


「私達は…… 娘に想いのままに生きて欲しいの」


「君の中に娘にたいする好意があるなら…… あの子の希望を叶えて欲しい」


カナエの両親の言葉に…… ジノは、カナエに対する想いを自分自身に問う…… その結果。


「確かに…… 私の中に娘さんに対する好意があります。ですが…… 私からは想いを伝える事は無いでしょう……」


「何故です?」


「私は不器用な人間なので…… ちゃんと愛する事が出来る自信がありません…… それに私よりも、娘さんに相応しい相手が現れるかも知れません。そうなった時を思うと…… 今のまま、近くで見守る関係が良いかと……」


「ですが…… あの子が貴方を選んだら?」


「娘さんが…… 本心から、私を選んでくれるのならば…… 私は応えようと思います」


「そうか…… ならば、指輪を用意する事をすすめるよ。あの子は、大好きを諦めない子だ」


「覚悟してね♪ あの子の全力は凄いから……」


そう言って、笑顔で去ったカナエの両親のすすめるままに…… コラボペンダントと指輪(リング)を買って、オフ会に参加したのだった。


 ・

 ・

 ・


カナエの裸抱き付き添い寝事件後……


何故か、ホテルで朝食を食べていたカナエの両親、ターニャに……


「凄かったでしょ…… カナエ(あの子)の全力?」


と、笑顔で言われて…… ハメられたと思ったが、隣で真っ赤になったカナエが可愛かったので……


(まぁ…… 良いかぁ……)と、許す事にした。


 ・

 ・

 ・


『で、彼女の両親から公認の同棲生活の為に、ジノさんは、せっせと働くのでした♪』


開発者(麗華)の通信(コール)で、ジノは回想から戻された。


「人使いが荒い、悪い開発者(まじょ)に使われてな」


『その悪い開発者(まじょ)さんから、朗報です! 愛しの混沌神(めがみ)が来たわよ♪』


麗華の言う通りに、カナエが転移して来た。


「お待たせしました?」


「大丈夫だ。まだ、動きは無い」


『カナエちゃんも来た事だし、今回の特殊クエストを出すわね』


ピコーン♪

〔特殊クエスト【発掘場の襲撃者】が発生しました〕


神国で古代遺跡発掘場が【謎の人型モンスター】に襲撃されました!


人型モンスターを撃退か、又は、人型モンスターの目的を調査せよ!


この特殊クエストを受けますか? はい/いいえ



『報酬は奮発するから、お願いね♪』


「わかりました」


「了解…… 目的を突き止めるぞ!」


『O.K♪ マスター、変身だよ♪』


ジノの姿が、忍者の様な姿の仮面ヒーローに変わる。


「じゃあ、援護よろしく」


「はい」


ジノの姿が影に消えた……


 ・

 ・

 ・


遺跡の奥…… 古代の補給基地指令室で、情報端末を調べるローブ姿の青年が眉をひそめる。


「やはり…… 残されていたか……」


青年が手にした情報端末を見ながら、考え込む。


「さぁて…… 掘り返して見るべきか? 隠すべきか……」


考え込む素振りをしながら…… 部屋を見回して、1つの影に目を止めた瞬間!?


ドゴーン!


影が爆発した!


「盗み見とは…… 礼儀に反するのでは?」


「襲撃者の言葉では無いな」


爆煙の中から、仮面ヒーローのジノが現れる。


「確かに…… では、襲撃者らしく。貴様を消すとしよう」


「出来るかな? バトラー!」


ドカーン!! 指令室の壁を突き破り、バトラーに乗ったジノが施設の外に飛び出す!


「逃がさん……」


ジノが飛び出した先には…… 人型モンスターが溢れかえっていた。その後方にローブの青年が転移で現れると……


「そのネズミを始末しろ……」


「「「「「グゥオォォォ!」」」」」


青年の指示で、人型モンスターがジノに飛び掛かる! が、ジノは構わずにバトラーをフルスロットルで突っ込んだ!?


「グゥオ! ガア!?」


ジノに飛び掛かる人型モンスターが、ジノに触れる前に吹き飛ぶ!?


「私の前で、ジノさんに汚い手で触れさせません!」


かなり離れた場所から……【はうりんぐ】を構えたカナエが次々に狙撃で、ジノに迫る人型モンスターを吹き飛ばす!


「くっ! 其処ガァ!?」


青年がカナエの狙撃に気付いて、何かをしようとしたが……


「余所見とは…… 余裕だな?」


ジノが青年を腹パンした!


「グゥ…… 貴様……」


「コイツは貰うぞ。バトラー!」


「逃がァ……ぎゃん!?」


逃がさない様に立ちはだかった青年の顔を…… 跳んだバトラーの後輪で轢いて、ジノは逃走した。


後に残された人型モンスターは…… 顔面を轢かれて転げ回る青年を見守るのだった……


「おのれ~…… よくも私の顔を…… 必ず見付け出して…… 八つ裂きにしてやる!」


青年の怨みの声が…… 遺跡と化した補給基地に木霊するのであった。




次は、青年が何者か判明する… かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告と評価の星付けも、お願いします。



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― 新着の感想 ―
[良い点] ジノさん外堀埋められるどころか湖に沈められてるよΣ( ̄ロ ̄lll) [気になる点] 補給基地(古代遺跡)の残り物?古代機神素体?パーツ?わけありな危険物?古代文明の機神もロマンが有るが国…
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