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カナエの小惑星開拓開始です♪


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。


「ここが…… 霊峰の頂上か? ほぼ宇宙だな」


仮面のヒーロー姿に変身したジノさんが呟く。


「大丈夫ですか? こんな処に付き合わせて……」


「この姿の時は、大概の事は大丈夫だな…… 俺の事は気にしないで、目的の物は…… 有りそうかな?」


種族的に大丈夫だけど…… 念の為に(フェアリー)フィールドを張りながら頂上を捜索すると……


「あっ…… ありました!」


火口の中に…… 光輝く結晶があった。


「この結晶が【原初の神秘石】か?」


「はい…… これで〝あの星〟が、さらに住みやすくなります♪」


私が手に入れた〝あの小惑星〟をただの宇宙金属の資源衛生から、生命体が居住可能な星にする為に必要な〝重要アイテム〟を見付けました。


 ・

 ・

 ・


「ジノさん、ありがとうございます」


「ああ、ある程度出来たら連れてってくれなぁ?」


「はい♪」


神国の聖域から出て、ジノさんと別れてフェアリーガーデンへ転移しました。


「主さま、おかえりなさいませ」


「ただいま♪ ロッテ、フェアリーガーデンを浮上。この星から離してね」


「この星の環境を変更するのですね?」


「うん、何が起きるか解らないからフェアリーガーデンは待避して」


「わかりました…… 主さま、お気をつけて」


「うん! 行って来ます♪」


小惑星から私以外が退避したのを確認して、私は小惑星の中心部に向かった……


「え~っと、なになに…… 星の中心で【原初の神秘石】に必要とする神々の力を込める……と、神々の力か…… 私だけで大丈夫かな?」


とりあえず、原初の神秘石に【神化】して力を込める……


「う…… うぅん!? あ…… ん……」


原初の神秘石に力が流れ込むのが…… 止まらない!? ヤバイ…… これ以上は……


「き…… れい……」


意識が途切れる寸前に見た光景は…… 原初の神秘石ら無数の光が根の様に伸びるきれいな光景でした。


 ・

 ・

 ・


「…… マ……… マス…… マスター」


「う…… うぅ…… フェアリ…… エ? 私は…… どうなったの?」


目が覚めると…… 人化したフェアリエが私を支えていた。


「マスターが星の中心部に向かわれた後、星が大気に包まれマスターの生命反応が低下したので…… 私が捜索に来ました」


「そう…… ありがとうね。フェアリエ…… 原初の神秘石は…… アレかな?」


「その様ですね」


半径2メートルくらいの球体状になった星の中心部の中央に…… 虹に輝く結晶が浮いてる。


「え~っと……【創星結晶】…… この星のコア?」


私の力を吸収した原初の神秘石は…… 創星結晶になりました。


「この星の環境を設定出来るんだ…… とりあえず、海を作る?」


「この星の大きさから…… 植物が根付くまでは地表に水分を出しても蒸発してしまうので、多重惑星化して地中に作る事をオススメします」


「しばらくは…… 植物を増やして環境改善に勤めるしかないかな?」


「後、何よりも重要な事があります」


「重要な…… 事?」


「この星の〝名〟を付ける事です」


「名付けか…… 小妖精(フェアリー)(スター)…… 位置的にネオアースの第二の月だから、【小妖精月(フェアリームーン)】かな?」


小妖精月(フェアリームーン)ですか。良い名だと思います」


「じゃあ、決まりだね」


私は、創星結晶に手をかざすと…… 空中に半透明な操作パネルが現れた。


「え~…… 名前は小妖精月(フェアリームーン)で…… 多重構造型惑星で地中に海が有りで…… 植物を」


惑星の初期設定をしたら……


「こんな感じかな?」


〔惑星名〕

小妖精月(フェアリームーン)


【創星の混沌神カナエ】の〝神域〟…… 元は宇宙金属集合体型の資源衛生型小惑星だが、カナエが【原初の神秘石】に自分の〝神力〟を注ぎ【創星結晶】を作り出して〝多重構造型小惑星〟へと変えた。


惑星環境は【ネオアース】とほぼ同じだが…… 植物が少なく大気が薄い。地中に何層にもなる階層を持ち地表の直ぐ下は海になっている。


植物と微生物以外の生命体は、今はいない。



「と、まあ…… 大気が安定するまでは、動物は無理っぽいね?」


「重力はネオアースと同じですね」


「位置的にネオアースと月に衝突しない場所にあるから…… 大丈夫だと思うよ」


「そのへんは創星結晶が調節してくれる見たいですね」


「優秀だね……」


ピコーン♪

〔シークレットクエスト【星を作りし者】をクリアしました〕


「あっ…… クエストクリアした」


「クエストだったんですか?」


「うん、知らなかったよ」


「マスター、原初の神秘石の情報は誰から?」


「最高神様達から、教えて貰いましたけど?」


物産展の後、素材を取りに神々の箱庭に行ったら…… 最高神様達が双子の赤ちゃん神を遊ばしてたんだよね。


「現時点では、マスター以外お持ちでは無い情報元ですね」


「そう考えると…… 最初に妖精神様に会ってないと、今の情況じゃなかったね」


「私も…… マスターに会ってない可能性が出ますね」


一応、ターニャに確認したけど…… 私のプレイデータは不正が無かったとの事。


あの帝国勇者(ゆうかいはん)と仲間は不正アバターをスパイが作っていたらしいけど……


まあ、そのせいで順番がズレて…… 私が妖精神様に出会う事になったらしいけどね。


「神々の箱庭で、地の最高神様に金属のヒントを貰おうとしたら…… 小惑星の話になってね」


「神々から、星の環境を変えるアイテムの情報を得たと?」


「そう何だけど……」


「どうしました?」


「どうしよう…… フェアリエ…… クエスト報酬で、精霊樹と妖精樹…… そして、また世界樹の苗木を貰った」


神々の言う通りにしたら、生産系の究極級アイテムを…… 手に入れた!?




次は、小妖精月と盗賊団母艦の話… かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告と評価の星付けも、お願いします。


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[良い点] ウーワウーワであれよあれよに星作りΣ( ̄ロ ̄lll) 一体どんな生命体が生まれ出でるか、金属の生命体?ミクロの超人?まさか電光のヒーロー?!(゜ロ゜) [気になる点] あえて言わせて…
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