リンちゃんと王都で!(リンちゃん強化計画)
「よ~♪カナエ、たい焼き喰うか?中身はさつまいも餡だけど」
「食う♪」
「みんなの分も在るから、たん~とお食べ♪」
「ありがとう♪」
なでなで…「カナエ…月別のアクセスが、1,500超えたんだ…嬉しいな」なでなで…
「だから、何の事?そして、誰ですか?なぜ頭を撫でるの?(///ω///)♪」
「じゃあ!またな!」
「だから!?誰なの~?」
「カナちゃん、だいじょうぶ?」
叫んだカナエに、見知らぬ女の子が話しかけてきた……
「えっ……と、誰ですか?」
「リンだよ…… ど、どうかな?」
身長は…… 私と同じくらいかな? 黄色いパンダミミ?の着いた茶色いおさげ髪が2つある……【人化】したリンちゃん。
少したれ目気味の優しい感じの顔で、ちょっと恥ずかしそうにポンチョを羽織った愛らしい女の子!?
(この娘が、リンちゃん……? あの70㎝位の黄色い子パンダの…… リンちゃん? あっ!【クエスト達成】してる…… ほんとに、リンちゃんなんだ。すっかり大きくなって!)
顔を紅くしながら、モジモジと上目遣いでカナエを見るリンちゃんに……
「え~っと…… あっ! すごく可愛いよ♪」
と、カナエが褒めると……
「ほんとうに? うれしい! カナちゃん、ありがとう♪」ぴょん!フワァ~!?
かなり嬉しかったのか、飛び跳ねるリンちゃんのポンチョの下は!? ほぼ下着と変わらないインナーでした。
カナエがびっくりして、GMのお姉さんを見ると困り顔で……
「リンさんは、説明途中でこの世界に来てしまったので…… チュートリアルを受けてません。なので、【サポートユニット】以外は持ってませんし、スキルも種族スキル以外は、覚えてません」
「リンちゃん…… オンライン系ゲームを初めてやるなら、説明はちゃんと聞かないとね」
「ごめんなさい……」
「折角なので、リンさんの初期設定をし直しましょうか? リンさん、どんな風になりたいですか?」
「お料理! お料理したい! あとは…… カナちゃん! カナちゃんみたいに、変身したい!!」
(料理か~…… この世界は、料理が残念なんだよね…… プレイヤー料理は美味い物も在るけど、少ないし高いんだよ! けっこう食材も貯まって来たから、リンちゃんに料理して貰おうと♪)
後、変身? 私みたいに…… 変身って【限界突破】? は違うか…… リンちゃんには、見せてないはずだし? フル装備の事かな? ドレスアーマーとかは、変身ヒロインも参考にしたしね?
「リンさんは【人化】で、人の姿に変身してますが……」
「そうじゃなくて! カナちゃんみたいに、服が変わったりするの!」
GMのお姉さんが、また困り顔でカナエを見てる……
(そうか! 私の装備の情報流したら…… ダメだもんね。しょうがない……)
「リンちゃん、あのね……」
カナエは、リンちゃんに…… 個人情報を護る事が大切な事だと、しっかりとGMのお姉さんと言って聞かせる。
バラしたら、このゲームで遊べ無くなると教えた後に……
素材を集めれば、装備を作ってあげると提案した。
「ほんと!? ひみつにするし、がんばってあつめる!」
「じゃあ、スキルを決めて、初期装備を選んだら…… 蒼のギルドに行こうね?」
「うん! カナ姉さん、よろしくお願いします」
リンちゃんに、個人情報うんぬんの時に、この世界では、見た目と年齢は関係ない事が在ると教えたら……
(私を年上だと思ったのか呼び名が変わったの、妹が増えたみたいで嬉しい♪)
その後は…… GMのお姉さんと相談したりしながらスキルを決めて、残ったポイントで買い物してリンちゃんを着替えさせてから蒼のギルドへ……
ギルマスのマイルさんに事情話して、リンちゃんのメイン復活場所の変更してもらったりしている内に……
現実世界の時間が来たと、リンちゃんは、此処でログアウトする事になった。
「カナ姉さん!みんなさん、ありがとうございました…またね♪バイバイ♪」
カナエは…… 師匠や千鶴さんと相談して、リンちゃんの装備考える……
スキルのLvの為に作ったけど、カナエに合わなかった装備品からも、リンちゃんに合いそうな物を引っ張り出していると……
カナエは、前から作りたかった〝ある物〟を想い出し……
師匠達に話すと…… 爆笑された!?
おもしろい!と、手伝ってやるからやってみろって……
その場に居たみんなが…… 頼もしい笑顔で参加宣言!!
(リンちゃん…… 待っていてね。ビックリさせるから!! 私を魔王認定した…… いじめっ子勇者に敗けないくらいのを♪)
ボソ…
「勇者…… おぼえてろよ!」
ちょっと、いろいろありまして…続き…頑張ります!
次は、たぶん?カナエパーティーのステータス詳解?かな?
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