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再びのドワーフっ娘と… 機神の危機!?


人物紹介抜けば… 次で200話です。




「しかし…… 一般出店も、かなり在るね」


立ち並ぶ一般出店の機神達を見ては…… ターニャが呟く。


「この物産展で有名になりたいでしょ? 機神系の(ジョブ)持ちは特にね♪」


「なるほど……【独自ブランド】ね?」


新世界の自由度を生かし、在るプレイヤー達が人気の車種を作った事が切っ掛けに…… 町の自動車整備工と組んで現実(リアル)に再現!


今では…… メーカーとコラボする有名デザイナーズブランドになってる。


「人気商品になれば、著作料やコラボなどの依頼やら何やらで…… リアルマネーが動く可能性もあるからね~」


「ふ~ん…… でも、うちらの商品…… 多過ぎない?」


他の一般出店スペースに並ぶ機神は1~2体に対して、私達の出店スペースには……


頭部が違うガールズが3体、武装が違うシルフが2体、シバルとチュンが1体づつ並ぶ中に追加装甲武装換装ユニットが4機と各武装が展示されてる。


「データと環境が揃い過ぎたね…… ちょっと、やり過ぎたかな」


元になる戦闘データとダンジョンによる素材の調達…… そして、エミリーとエナ姉妹を始めとしたフェアリーガーデンの生産力が無いと…… 私も絶対作れない!


他の人…… ごめんなさい。


「カナエおねいちゃん、アレ……」


私を呼ぶユキちゃんが指さす方を見ると…… 機神が動いていた!?


「試乗も出来るみたいね……って、どうしたの?」


ターニャの言葉に…… 私は崩れ落ちた。


「…… 今のサイズじゃ…… 運転出来ない……」


見るからに…… 出店された機神は通常のコックピットだった。


つまり、小人化(いま)の私には…… 運転出来ない!


「私達と一緒に乗る?」


「……… 後で、お願いする」


正直…… 直ぐに乗りたい! けど、凄い行列だ……


「今は、大人しく売り子をしようか(ガシッ!)な!?」


誰かに掴まれた!? 誰だ!


「貴女…… 縮んだ?」


「あっ…… ひさしぶり……」


私を掴んだのは…… あのドワーフっ娘でした。


「名乗って無かったわね? 私は【ミィナ】。あの時は…… ありがとう。おかげで助かってるわ」


ドワーフっ娘が背負ったバトルアックスを指して言う。


「私はカナエ…… ご覧の通りだから、再戦はちょっと」


「残念だけど…… 諦める事にするわ。後の方が怖いもの」


私達を囲む様にして、うちの子達が殺気立ってるからね…… はやく私を放しくれないかな?


「例のスキルに慣れた?」


放してもらったので、【血統覚醒】に付いて聞くと……


「それが問題なの……」


ミィナの話だと…… 血統覚醒スキルのLvが上がり、持続時間も延びたのは良いが…… 装備が耐えられ無かったらしい。


「耐えられるのは、このバトルアックスだけで……」


私を追い回していた…… あのモーニングスターさんもお亡くなりになったらしく…… 見た目も、バトルアックス以外は初期装備だ。


「このままだと…… 全力で戦えないの! 壊れない装備品無いかな?」


う~ん…… エン君とシュウ君が探索のパーティーメンバー欲しいって、言っていたかな?


「ミィナ、クラン入ってる?」


「入ってないけど?」


よし!


「うちのクランに入れば、装備品を用意するけど…… 入る?」


「本当に!? 入る! 今すぐ入る! お願い、入れて!」


「待って!? 振らないで! クランリーダーに連絡するから!」


話に乗ったミィナが再び私を掴んだ!? 死に戻りの危機の中、エン君にコール!


「助けて~!」


 ・

 ・

 ・


「ありがとう。またね♪」


「はいはい……」


迎えに来たラズリちゃんとクラン加入の為に、エン君達の元に手を振って向かうミィナに…… 力無く応えて戻る。


「何だと!? パワーが従来型の3倍だと!」


近くのスペースが騒がしい?


「どうしたの?」


「あそこのロボット強いって、おじさん達が大声で話てるの……」


「ねぇ…… あの機神、どうやって立つの?」


話題の機神を見たターニャが私に聞いて来る。


話題の機神は、牛の様な頭部をした…… 逆三角形体型で脚部が足先に向かって細くなってる蹄型!?


「二足歩行で蹄型の足先に…… 明らかにデカイ上半身…… 解らないけど…… バランスを取るシステムか魔導具が…… 搭載してる可能性も…」


ちょんちょん……

「カナエおねいちゃん…… あのロボット、おかしいよ?」


ユキちゃんにつつかれて、試乗中の機神を見た…… ハリボテ?


明らかに急造装甲を付けた機神がいる……


あの重心は…… 話題の牛頭の逆三角機神と同じじゃない? 同型機?


「ねぇ…… こっちに近付いてない?」


「暴走!? 止めないと!」


ドッゴーン!

試乗中の機神が私達に向かって来た時!? 試乗会場に爆煙が上がる!


「な、何だ!?」


「機神が爆発か!?」


『フッ…… 獲物が沢山♪』


爆煙の中から、暴走した機神突き刺した【渇いた血の様などす黒い機神】が現れる!?


『さあ…… 坊や、選り取り緑の狩りの時間だよ♪』


「グオゥゥゥ!」


黒い機神が吼える!


「機神…… 違う!? 邪神機だ!」


「「「「「!?」」」」」


「撤収!」


私の声に反応したうちの子達が!? 展示した機神達の回収を開始!


『逃がすか!』


バッキャーン!

暴走した機神を貫いていた邪神機の腕が折れた!?


『チッ! 逝かれやがったか…… 坊や、ソイツの腕を貰いな』


邪神機が貫いた機神から腕をもぎ取ると…… 折れた腕にくっ付けた!?


「機神のパーツを取り込んでる!?」


狙いは…… 機神だ! コイツ、展示された機神を取り込む気だ!


『私の坊やの糧になれ!』


どす黒い邪神機が…… 嗤った。




次は、機神を喰らう邪神機と対決… かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告、文章とストーリーの評価も、お願いします。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 強制結合できる邪神機かメカニック泣かせな奴よ、よしこういう奴にはウイルス仕込んだ腕や足でもくれてやれ強制自爆じゃい(*`Д´)ノ!!! そんでコアでも解析してD○細胞でも作るか?(  ̄ー ̄…
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