量産機神計画とクラン【救世主】のその後…
「で、俺達が集められたと?」
フェアリーガーデン製の量産機神を作る為に私は……
ターニャ、デンライ君、エル、ラズリちゃん、エン君、シュウ君、アンちゃんとユキちゃんを呼んだ。
「ある程度組んだら、試し乗りして欲しいんだけど…… 良いかな?」
「俺はO.Kと報告が有るよ」
「私も報告」
「じゃあ、先ず聞こうかな? どうしたの?」
「それじゃあ…… エルちゃん、お先にどうぞ」
「ありがとう。姉に付いての報告だよ……」
聖女こと私のストーカーの死神PKは…… 私に負けた事で呪いが発動! なんと……
「赤ちゃんになったよ」
「赤ちゃん?」
「うん、こっちの姿が0歳児になった。でね…… お祖母ちゃんが面倒見てる」
「お祖母ちゃん!? 新世界を始めたの?」
「うん♪ 三つ子の魂百までが0になったから、躾直すって」
「じゃあ、お祖母ちゃんに任せよ」
あの子が普通になります様に…… パン!パン!
「俺からは【救世主】に付いてな……」
聖女を崇拝していたクラン救世主は…… 聖女と聖女の楯のランドさんが中心の宗教クラン。
「現実の聖女の楯は無事だったが、念の為に医療検査中だ…… 暗黒騎士以外の人格の確認も含めてな。救世主の方は…… 聖女の事で一時揉めたが…… 信仰対象を代えて安定した」
「信仰対象?」
「お姉ちゃん…… お祖母ちゃんが【聖母】になったの」
「はい?」
赤ちゃんになった聖女を厳しくも優しく躾る姿に信者が賛同したらしく…… 今は、お祖母ちゃんが救世主のリーダーをしてるとの事。
「お祖父ちゃんが副リーダーとして動いてるらしいよ」
「祖父母が宗教のトップになってしまった」
「まぁ…… あの二人なら大丈夫でしょ」
「そうだね…… じゃ、集まって貰った事だし、量産機神の説明するね♪」
ちなみに、私の【魔王職】ですが……
【真聖魔王】になってました…… 勇者パーティーを倒した事でランクアップしたみたいです。
ランクアップした事で、魔王職解除の条件が…… 他の魔王に負ける事か勇者に倒される事になりました。
もし、魔王や勇者が挑んで来たら…… 眷属が可愛いので全力で返り討ちにします。
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フェアリーガーデン(うち)で生産する予定の量産機神は……
8メートル級ヒューマンタイプと3メートル級の小型機神…… 通称【妖精型】。
「そして、可変動物型を作ろうと…… 思います♪」
「3つ?」
「正確には、4種類かな…… 後、追加武装も何種類か出店予定だよ♪」
「間に合うのか?」
「元は、今在るクマカマシン達のマイナーチェンジだからね♪」
「見た目は?」
「可変動物型は…… 柴犬と雀で、ヒューマンとフェアリーはロボットフェイスの女性型かな……」
「トラバイン型は作らないのですか?」
「トラバインは、重装甲で単体変形じゃないからね…… 今回は無しで」
「アーミー仕様のトラバインが欲しかったです」
アンちゃん、ちょっとガッカリしちゃった? 重機好きなの?
「次で、単体変形トラバイン型を考えるからね」
「はい♪」
「今、エミリー達が試験機組んでるから、私達は追加武装を考えるよ♪ どんなの欲しい?」
「俺が乗るなら…… 接近戦闘型の大剣追加ブースターだな」
「急接近してズバーン!…… だね♪」
「わたし…… とおくの人をまもるたてがほしい」
「遠く…… シールドビットなら大丈夫かな?」
「ミサイルとかのじゅうかりょく追加装甲!」
「フルアーマーにミサイルポットは基本!」
アンちゃんとハイタッチ♪
「スピードが落ちない追加装甲かな」
「やっぱり…… 刀だな」
「簡単に換装出来る事かな」
「戦闘中もかぁ~…… 換装装備を支援機にするば良いかな?」
みんなのアイデアをまとめて追加武装は……
近接戦闘特化型追加装甲換装ユニット【ファイター】
遠距離砲撃特化型追加装甲換装ユニット【ガンマン】
重装甲防御特化型追加装甲換装ユニット【ガーター】
ステルス高起動特化型追加装甲換装ユニット【アサシン】
換装ユニットは可変可能で……
ファイターは戦闘機、ガンマンとガーターはホバータンク、アサシンはステルス戦闘機が可変して追加装甲になり換装する。
「後は…… 後付けのリーダー機仕様の角型広感覚センサーユニットと……」
「いやいや…… 量産機神だよな? 性能良過ぎ無いか?」
「私も普通に欲しくなる性能だよ」
「う~ん…… でもね? 特別な素材アイテムは使わないから…… 性能的にはポーンの1.2~3倍かな?」
「じゅうぶんだと…… おもう……」
「現行の量産機神のカスタム機ならあり得る性能だね」
「じゃあ…… ありか?」
「駆動部の磨耗実験とか…… 耐久力も調べて…… 後と、ビット系の武装も追加しないとね」
「ビット系…… 作るんだ……」
「妖精型の主武装としてね♪」
エミリーからヒューマン型の試作機完成の知らせが来る……
「じゃあ…… お願いね♪(ガシッ)えっ……」
みんなを送り出して、動物型の設計を始め様とした時…… 私を掴む手が!?
「いこう……」
どうやら、私も乗るらしいです……
私の聖○士は…… ユキちゃんでした。
次は、開発話か物産展… かな?
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後…
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