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もうじゅう戦隊 クマカジャー 第7話 もうじゅうは… 熊だけでは無い!

もうじゅう戦隊、クマカジャー!


このあとすぐ!


ボソッ(クマカジャーが出るとは…)


~ 神国魔薬感染地帯 上空 ~


『ちょっと…… お姉ちゃん、正気?』


外見がF系戦闘機に似た機体のコックピットから、エルが私に通信して来る。


「大丈夫だから、やって!」


『も~、何があっても、知らないからね!』


「○ゅ~ん○ゅん♪ ○ゅ~ん○ゅん♪ わたしのかれは…… って、エルには早い?」


『どうせ! 彼氏居ないわよ!』


「ちょっ!?」


エルの乗る機体が、ゴオーと吹かして急上昇する。


『だいたい、その手の話は撃墜フラグでしょうが!』


「そうだった…… みんな! 食事のメニューちゃんと来た?」


『『『?』』』


『大丈夫です。誰も、ステーキを頼んでません』


みんな、それぞれのカスタム戦闘機達に乗って移動中です♪


ラズリ、エル、アーデが試運転中です。


(せっちゃん…… 何故、このネタ解るの?)


『まさか…… 戦闘機のパイロットになるとは……』


『リアルじゃ…… あり得ませんしねぇ……』


『何時、用意したの?』


「ちょっと前に【くじ】で引いた」


『え…… あのくじ引いたの!?』


『種類が多い上に、古い機体が大半のハズレくじだと名高い…… あの飛行機くじですか!?』


『マジかよ! コレ…… 何回分だ?』


「エルのが…… 1回目で、アーデが4回目、ラズリのは…… 6回目かな?」


『なんで! 1回目で、最新の戦闘機を引いてるの!?』


『じゃあ…… 6回引いたんですか?』


「20……」


『『『え?』』』


『カナエ様は、20回引きました』


『『『なんで!?』』』


「零戦…… 零戦が出なくて……」


零戦が出る迄…… 回した結果! 最新戦闘機に最新ステルス機を筆頭に、最新の爆撃機やら輸送機やらが出る中…… 20回目で零戦が出ました! やったね♪


エルが戦闘機で、アーデがステルス機に、ラズリちゃんが爆撃機…… 最新機を元に例の如く! 完全改造♪


『で、ほ・ん・と・う・に、やるの?』


「やるよ♪」


エルが……【戦闘機の上】に股がる私に念押しで確認する。


「やるよ! みんな!」


戦乙女な歌姫も、パワードスーツを着た社長さんも、戦闘機に立ち乗りしたり、張り付いたり、していたからね。


『オペレーション、【フェアリーストーム】開始します』


「うおぉぉ……【妖精の粉】全開!」


ステルスタイプ機のアーデを先頭に、1列に隊列を組ながら…… 感染地帯の上空を突っ切る!


アーデの機が起こした気流に、アーデ機の後方に付いたエル機に股がる…… 私が妖精の粉を拡散して広範囲に散布する。


「ミスト爆雷投下開始して!」


『了解! 投下!』


私達の後方のラズリちゃんが乗る爆撃機が、秘密兵器を投下した。


『上空…… 300メートルで、爆雷の爆発を確認! 爆発による被害は有りません! ……【万能薬】散布により【魔薬】の無効化を確認しました! 魔物化した者達が…… 元の姿に戻ってます!』


「輸送機発進! スパイダー部隊とゴーレム部隊で保護して」


世界樹の素材を使い、特別に精製して万能薬は… 効果ばつぐんでした。


私の妖精の粉で魔薬の症状を軽減し、世界樹を使った万能薬で完治させます。これで…… アンデッド化以外は、無効化できます♪


『レーダーに反応! 例の合成種です!』


「せっちゃん、保護は任せる」


『了解しました』


「みんな! 行くよ!」


『『『了解!』』』


 ・

 ・

 ・


 ~ 神国首都周辺の平原 ~


「グオォォォ!」


身体の彼方此方に【霧】を噴き出す機械を付けた…… 合成獣達が首都圏を目指していた。


「くっ! 毒耐性が低い者は、下がれ!」


合成獣を止める為に…… 人々が立ち上がる!


しかし…… 人々は、戦う前に撤退を迫られていた。


「くそ! あの魔物が出す霧は、魔薬だ! 下がれ! 魔物化するぞ!」


「え、遠距離攻撃は?」


「ダメだ! 確実に倒さないと…… 奴らは、自爆する! 魔薬を広範囲にばら蒔いてな……」


「そんな!? 負けイベントですか?」


「知らん! が…… 俺のホームは神国だ! やっと、手にした家を…… 手放す気は無い!」


「俺もだ! 毒耐性が有る奴は、前に出るぞ! 俺達の家を狙う化物に…… 思い知らせてやれ!」


「「「「オォォォ!」」」」


神国に拠点を持つ蒼人(プレイヤー)達が、合成獣達に立ち向かう!


「一気だ! 一気に倒せ! 自爆するぞ!」


「くそが!?」ドッゴ~ン!


腹を切り裂かれた合成獣が、回りの蒼人(プレイヤー)を巻き込み自爆する!


「ぐぁ…… ちき…… しょ……」


魔薬の効果で、死んだ蒼人(プレイヤー)達がアンデッド化する!


「くっ! アンデッド化するぞ! 壁だ! 魔法で壁を作れ!」


魔法使い系の蒼人(プレイヤー)達が、魔法で壁を作り出し、蒼人(プレイヤー)アンデッドと合成獣などの魔物を押し止める!


「よし、今の内に遠距離攻撃で……!? なんだ…… アレは……」


魔物達の中に…… 明らかに違う魔物が現れる!


「ヤバイぞ…… このタイミングで…… ボス級が出た!」


見た目は、3メートルぐらいの人型…… 全身に禍々しいフルプレートメイルを纏い、大剣を構えた…… 暗黒騎士が蒼人(プレイヤー)達に向かい…… 大剣を振り下ろそうとした! まさに、その時!?


「ヨクユウガン!」バッシュ! バン!


『グッ! 何奴ダ!』


暗黒騎士が大剣で防ぎながら、声を荒げる!


「「「「とう!」」」」


「大空を舞う! 青空の戦士、【ヨクユウブルー】!」


「夜空に舞う…… 暗闇の住民……【ヨクユウバイオレット】…」


「天空の舞う。灰色の賢人。【ヨクユウグレー】」


「勇猛なる金色の獣! もうじゅう戦隊、総司令……【もうじゅうゴールド】!!」


「「「「我ら、【もうじゅう戦隊 ヨクユウジャー】!!!」」」」ドッカ~ン!!(背中にタイトルがバ~ン!)


新たな、もうじゅう戦士が3人現れた!




ついに現れた! 新たな、もうじゅう戦士!? ヨクユウジャー!


はたして、その正体は?


次のもうじゅう戦隊 ヨクユウジャーに、ご期待下さい。


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告、文章とストーリーの評価も、お願いします。



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― 新着の感想 ―
[一言] 欲しい物が二十回引いただけで当たるって…リアルラックが凄い それにしても零戦かぁ…あれ?零戦って特攻機だった気が…
[一言] で。 引き当てた最新機種の戦闘機等と、欲しかった零戦。 改造した結果、どっちが高いスペックを持ったのでしょうかね(呆れ混じりの視線)
[一言] 残ってる色集めてウイングスかーい(゜▽゜*) これは二号ロボ待ったなし(゜∇^d)!! でも鳥は猛獣じゃなくて猛禽類では( ̄ー ̄)
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