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もうじゅう戦隊 クマカジャー 第6話 誕生!? 熊の王


もうじゅう戦隊 クマカジャー!


このあとすぐ。




「変な格好した君達…… 何故に、僕の邪魔をするの?」


「ねぇ~初代様、王族の命が保証されるだけで…… 普通のダンジョンなんだよね?」


「うむ、王族が居なくても、普通に攻略出来る作りだ」


「つまり、第5王子が実力者なら……」


「最深部で、私に会えたな」


「なるほど…… 自分の無能振りを棚に上げて兄を使い、マリー様を不幸にしたと?」


「無能は酷いな~、そこの公爵が協力的で簡単だったよ。自分より人気者の妹夫婦が邪魔だったんだね」


「ひっ……」


「…… よ~く解った…… 貴方は、私の敵だ」


「ふん…… 僕に逆らった事を悔いて、死ねぃ!」


「ギィ、シャアァァァ!」「ヒィィ~ン!」「……」


元第5王子の言葉に合わせて、魔物化した第4王子、第3王妃、宰相が襲い来る!


「肉の塊は任せた。ダブルもうじゅうラリアット!」


「ギィ!」「ヒィ!」


第3王妃と宰相の首筋に両腕を叩き込んで、吹きっ飛ばす!


「私は…… もうじゅう…… 私はもうじゅうになるんだ!『もうじゅうチェンジ! がお~!』ライオンモード!」


私のフルフェイスヘルメットの形状が変わる…… ライオンを象った姿に!


「「「「「「!?」」」」」」


「がお~♪ ジャイアントもうじゅうスイング!」


「ギィ! ギシャアァァァ……」ブンブンブンブンブーン!!!


「ヒイんぶ!?」ドゴーン!


第3王妃の尾掴み、力いっぱいに振り回して、ハンマー投げの様に宰相に投げ付ける!


「いくよ! シルバー!」


「はい、ゴールド!」


「「とぅ!! ダブルもうじゅうドロップキィィックゥゥゥ!!」」


「「ひでっぶぅ!?」」ドゴッ!×2


「はい、別角度のリプレイ入ります~♪」ドゴッ×2


ドゴーン!×2


「二回蹴った!? 解説して下さいゼロード様?」


「うむ、転移魔法か転移スキルの応用だな…… 見事だ」


「「「「「「Bクラッシュ!」」」」」」ドゴーン!


肉の化け物になった元第4王子にクマカジャーの合体必殺技、【Bクラッシュバースト】が炸裂!!


元第4王子が吹き飛ぶんで、元宰相と元第3王妃の元に転がる……


「くっ…… 貴様等!」


「どんな理由を捏ねようが、幼い子供を不幸にする…… 貴方は、例え! 運営(てん)が許しても、私が許さない! 人、其れを人誅と言う」


「うるさい! こうなれば、【コレ】で!」


「!? まさか……【巨人の命薬】!? 貴様、其処まで堕ちたか! 外道が!!」


「巨人の命薬?」


「特殊な魔薬ポーションだ。巨人の命を素材にしたフルポーション…… 素材になった巨人の如く巨大化する魔薬だ!」


「流石は、大魔法使い…… 知っていたか。でも、魔薬だと? 命を素材にするからか? そんなの気にする必要が何処に在る! 素材ならいくらでも居るじゃないか…… 蒼人と言う名の素材がな!」


「「「「「「な!?」」」」」」


「報酬と引き換えに、おのが命を容易く売る…… 蒼人は愚か者だったよ。さあ、お前達! この愚かな国を潰してしまえ!」


元第5王子が魔薬の小瓶を魔物達に叩き付ける! 小瓶が割れて魔薬が魔物達に降り注いだ!


「不味い! くっ、魔薬で強化されたか!? 転移させる事が出来ない。このままだと、巨大化に巻き込まれて潰されるぞ!」


「レッド!【コレ】を」


「コレは?」


「【ブラスター鮭児キャノン】…… 6人のパワーをチャージして放つ! 必殺武器だよ。ゼロード様、敵の後ろに転移魔法の門を!」


「任せよ!」


「クマカジャー! 必殺フォーメーション!」


「「「「「「了解!」」」」」」


レッドがトリガーを持って構えるとブラックとイエローが銃身を肩に担ぐ、グリーンがレッドの後ろに立ち照準をセットして、ホワイトとピンクがブラスター鮭児キャノンにパワーをチャージして支えると……


「ブラスター鮭児キャノン! 発射スタンバイ!」


「転移門を開ける…… 射て!」


「発射!」


「ブラスター鮭児キャノン! シューーート!!!」


銃口から放たれた光線が、巨大化を始める魔物達を転移門に押し込んだ!


「成功した?」


「ああ…… 首都の外に出したが倒しきれたか?」


「警備兵から緊急報告! 巨大な魔物が首都近くで暴れています!」


「ゼロード様、私達を魔物の近く転移させて!」


「解った! 行くぞ!」


 ・

 ・

 ・


「でかい!?」


「融合してる?」


ゼロード様に転移して貰った先には…… 巨大化して融合してた。元第4王子達だった40メートル超えの魔物が暴れて居た。


「みんな、クマカマシンを!」


「「「「「「クマカマシン発進!」」」」」」


予め呼んでいたリボルバーサーモンから、6体のクマカマシンが射出される。


「「「「「「トゥ!」」」」」」


クマカジャーがそれぞれのクマカマシンに飛び乗り、クマカマシンがパワードモードに変形した。


「いくぞ! みんな、一斉攻撃だ!!」


「「「「「了解!」」」」」


クマカマシンが、それぞれの必殺技で魔物を攻撃するが……


「くっ、まるで効いていない!」


「こないだのオロチキュウビ程では無いけど…… たぶん、レイドボスね」


「わたしたちだけで、勝てるの?」


「諦めないで!(○矢○きさん風に)」


「「「「「「!?」」」」」」


「リボルバーサーモンの頭の上!」


「しれいさん?」


「クマカジャーの諸君、合体せよ!」


「「「「「「が、合体!?」」」」」」


「キーワードは、熊科合体です」


「よし…… いくぞ! みんな!」


「「「「「「熊科合体!!!」」」」」」


『6体のマシンと6人の戦士が…… 今、一つになって、大いなるもうじゅうの王が誕生するのだ!(ナレーション風に)』


「「「「「「完成! ベア王!!」」」」」」『グオ~!』


右足がグリズリー、左足がアライグマ、右腕がツキノワで左腕にパンダ、胴体に北極熊に頭がヒグマ顔を持った。


全長30メートルの6体合体ロボが魔物の前に降り立つ!


「ギィ…… ギィシャアァァァ!」


『レッド、おれたちを使え!』


『ツキノワ刀! たていっとうぎり!』ズバッ!


「ギワ、シャアァァァ!」


『首都から、はなすよ! わたしたちの力を!』


『パンダハンマー! ベアァァホームラン!!』ドッゴッ!


「ギ!? グワシャ〰!」


魔物が巨大なハンマーの一撃で、吹き飛ぶ!!


『レッド、今よ!』


『いくぞ! みんな!』


『『『『『はい(おう)!』』』』』


『みんなの力を一つに……! 今、必殺の』


『『『『『『バーストハウリングフラッシュ!!!』』』』』』


『『『『『『グオォォォォ!!!』』』』』』


6体の熊の口から…… 眩い光線が発射されて、魔物に直撃した!


「子供を不幸にする悪党を… 私は許さない! 迷わず、この世界から消えなさい!」


ドッゴーン!!!


『『『『『『グオ~!』』』』』』


魔物が爆砕して、ベア王が勝利の咆哮をあげた時に……


ピコ~ン♪

『魔法国にて、シークレットクエスト【王族を狙う闇】がクリアされました』


えっ…… クリアした?…… クエストだったの?




次は… 後日談かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


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― 新着の感想 ―
[一言] 巨大化薬なんて、使ったら間違いなく死ぬ代償付きじゃないですか~。 特撮的お約束に。って意味も有るけど~。 …………ん、いやまて?プレイヤーの命を代償にしてるから、薬の効果時間が切れても…
[一言] こうして魔法都市(名前忘れた)の平和は守られたのであった…もちろん追加の合体もありますよね! 別のロボットが合体したり、それも含めた二体のロボットで合体したり…敵が裸足で逃げ出すようなキンキ…
[気になる点] いろいろツッコミ入れたいけど、気になったのは読み方で合体ロボの名前はベア王(ベアーキング、ベアおう)どっちなのかな(゜ロ゜)? [一言] 無事にクエストクリアおめでとう報酬で新ロボいた…
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