表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/467

…ザザ…こちらカナエ、対人戦強化の為… P…ザザ…ンに潜伏中…


キャンペーン期間中…… 眷属と親睦を深めました(ガチバトルで!)。


深めた後の食事会も楽しかったので、そろそろ…… スキル上げの為に行動を開始します!


(こちらカナエ、興奮を持て余す!)


(落ち着いて…… 待機だ)


(了解!)


今、私は…… ジノさんと二人で、PKクランに潜入捜索中です♪


きっかけは……


 ・

 ・

 ・


 ~ 数時間前の冒険屋 地下バーの個室 ~


「「「「「PKクランに潜入!?」」」」」


「ああ、運営とレオンからの依頼でな…… 極秘で頼む」


「運営からも…… ですか?」


「今回は、被害者からのたれ込みが有ってな…… 新規プレイヤーが騙されて、PKクラン入りしてるらしい。それの潜入調査と被害者の救出が依頼だ」


「なるほど、それで私達ですね?」


「ああ…… 今回は、先ず潜入しないと始まらない。レオンやデンライじゃあ…… 目立つからな」


「私なら【闇移動】で潜入できそうですね……」


「カナエちゃんなら、救出も何とかできるだろう? Lv上げに…… どうだい?」


「行きます♪」


 ・

 ・

 ・


 ~ とあるPKクランの拠点 ~


で、PKクランの物陰から…… だだいま、任務継続中です。


「おい、ボスは何処だ?」


「新入りのお守りと指導中だ」


ボス? クランリーダーかな?…… は居ないみたいだね。普通クランハウスに潜入は出来ないんだけどね……


今回のPKクランは拠点扱いで、クランハウスじゃないので…… 例外です。


明らかに拉致監禁の犯罪行為をしているし、今回は運営からの迷惑プレイヤーの断罪依頼なので…… 家宅捜索の警察扱いみたいなもの遠慮はしません!


「あいつ等は…… どうしてる?」


「地下牢の中だ。クランに入った時点で復活も此処だからな…… 逃げられんさ」


「だな。たく…… ミスったぜ。Lvアップアイテムにトラップがあるとは」


「あいつ等、どうするんだ?」


「ボスには内緒で、俺が育てるさぁ」


「そんなの可能か?」


「なぁにぃ…… 一度殺れば…… 目覚める奴も出るさ。俺達の様にな……」


「危ない奴だな…… せいぜい頑張んな、ボスに見つかって殺されない様になぁ」


「ああ…… 肝に命じとくぜ……」


「どうした?」


「…… いや、気のせいだ」


加害者発見! ボス…… クランリーダーは知らないみたいね? 被害者は地下牢か……


(ジノさん、加害者発見! 被害者は地下牢に居るみたいです)


(了解…… 加害者は俺が引き受ける。カナエちゃんは被害者の救出を頼む)


(了解です! 地下牢に向かいます)


(気を付けてな)


(はぁい♪)


私は、【闇移動】のまま地下に向かった。


 ・

 ・

 ・


 ~ 地下牢 ~


「こんにちは、みなさん」


「「「「「な!?」」」」」


地下牢の天井の影から、首を出して挨拶。


地下牢に居る人達が驚いて固まったので…… 今のうちに確認を…… なるほどなるほど……


「助けに来ました。今から脱出の準備をしますね」


「えっ…… 助け?」「救援?」「出れるの?」


地下牢の人達が困惑する中…… 私は【刻印術】で床に転移陣を刻む。


転移先は…… 王都の騎士練習場だ。


デンライ君達が待機してるので、問題ないだろうね。


「さあ、こちらへ」


繋がった証拠に、せっちゃん達が転移して来て誘導を開始……


ガッキ~ン!


「一応、聞くけど…… 何のつもり?」


地下牢の人達が転移し始めると…… その中の1人が攻撃して来たので弾く!


「邪魔しないでよ。せっかく捕まったふりをして、騙してたのに」


「貴女…… PKクランの人?」


「違うよ。私はソロ…… 私はねぇ…… スプラッターなサイコサスペンスホラーが大好きなの…… でもね…… 年齢的にグロ規制が掛かるの…… だから、全員騙して…… 驚いて恐怖する様を見たかったのに…… 邪魔しないでよ!」


おっと、被害者に紛れて…… ヤバイ子を発見してしまった…… ガン!


「させると思う?」


ヤバイ子が転移陣を狙ったので障壁で防ぐ!


「じゃぁまぁ~!」


ヤバイ子が力を込める! 私は避けて勢いを利用して、転移陣の反対側にヤバイ子を投げ飛ばす!


「(ジノさんには通じなかったけど……)うん♪ 上手く投げれた!」


「カナエさん! 全員、転移しました!」


「せっちゃん、行って…… 転移陣の破壊よろしく」


「…… 了解しました」


せっちゃんが…… 一瞬、心配そうに私を見たけど…… 返事をして転移陣に消えた。


「さぁ…… 続きをしようか?」


転移陣の光が消えたのを確認して、ヤバイ子に集中する。


「馬鹿にしてぇ~!」


ヤバイ子は…… 神眼で鑑定した結果はドワーフで、職業(ジョブ)が戦士の女の子。


年齢は…… リンちゃん達より上かな? グロ規制の話から中学生ぐらいだと思うけど…… ドワーフにしては速い? スキルかな?


「ぐっ! この~!」


振りかぶったバトルアックスを受け流して、投げ飛ばす…… ヤバ! 楽しい~♪


身長が近いからかな? 投げやすく、体術が使いやすい♪


何より、よく知らないから先読みがしづらい!


「くっ!」


受け損なってダメージを受ける…… 追撃が来る!


「がっ!」


相手が大振りになったので…… カウンターで投げる!


「この~! 笑うな!」


私…… 笑ってるの? そう言えば…… こんなに動いた感じは久しぶりだ……


「やぁ! ぎゃあ!」


ムキになって向かって来るドワーフの女の子に…… 感謝を込めて投げ飛ばす!


「なんなのよ! もうぉ~!!」


そう言う攻防を繰り返している内に…… ドワーフの女の子の目が涙目に!?


あっ…… やり過ぎた。


ドッゴ~ン!


どうしようか困ったところに、天井が崩れ落ちた!?


「あっ、ごめん。巻き込んだか?」


崩れ落ちた時の粉塵が晴れると…… ジノさんが上に居たPKを踏ん付けて居た。


ちなみに、ドワーフの女の子は漫画みたいに逆立ちで埋まってました。


パンツの肉球マークが…… 可愛いです。



次は… ドワーフの女の子の話かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告、文章とストーリーの評価も、お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ