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ログインしたので、ジノさん達にクエストの結末を聞く

深夜… 朝方? とりあえず、投稿します。


ピコーン♪

「あっ、アップデート終わった?」


VRメットを被り、メンテナンスとアップデート終了の通知を確認して新世界へ……


「ここは……? ぼうけん屋かな?」


ログインした私は…… 和室の布団の中で、目を覚ました。


「親方さま! 巴です! わかり「「おねぇちゃぁん!!!」」!?」


障子を開けた巴が駆け付けて、質問中にうちの看板女将二人が私に飛び付く!


「ちょ!? うぐぅ~…… つぶれ…… る~」


「親方さま!? あおいさん!シュリさん! 親方さまが潰れてしまいます!」


二人の下敷きになったところを、巴が慌てて二人を抱き上げる!


「…… 巨乳の次は…… 幼女か……」


グラス(ミノタロス♀)以来の死に戻りの危険を感じたのは… 幼女二人のボディプレスでした。


「と、巴ぇ~、クランのみんなは?」


「皆さんは、クランメンバー用の応接間にいますよ」


「そうか…… どうなったか知りたいから、応接間に行くよ」


立ち上がり、応接間に移動する……


「あっ…」ツルン!? ビッタン!!


「親方さま!」「「おねぇちゃん!?」」


「ひだい(痛い)……」


【黒猫姫の花魁衣装】の裾を踏んで、足を滑らせた私は…… いつもの様に【浮遊】しようとして…… 顔面を強打した。


「親方さま、お手をどうぞ」


「…… ありがとう……」


子供の様に…… 巴に手を引かれながら、応接間を目指す……


(これは…… 思ったよりも…… ヤバイかも!)


「おっ! カナエさん…… 大丈夫か?」


私に気付いたデンライ君が、巴に手を引かれてるのを見て、気遣ってくれる。


「あまり…… 大丈夫じゃないかも…… でも、クエストの結末が知りたいの」


「解った。もうすぐみんな揃うから、ちょっと待って下さい」


 ・

 ・

 ・


「カナ姉さん! 大丈夫なの?」


「カナエさん、レッドヒグマなんですけど」


「カナエさん! クマカマシンの追加装備考えたの!」


「カナエさん…… たすけてくれて…… ありがとう❤」


「…… その、ユキを助けてくれて…… ありがとう……」


「カナエちゃん… 大丈夫か?」


「いろいろと…… ヤバイかもしれません…… けど! クエストの結末を教えて下さい」


「解った。カナエちゃんがスライムに襲われた後……」


ジノさんが、私が気絶した後の事を語り始めた……


 ・

 ・

 ・


 ~ クエストの結末 ジノ視点 ~


「カナエちゃん!」


オロチキュウビを倒した…… 直後にカナエちゃんが地面から湧いた液体に襲われた!?


「ミツケタヨ……【御姉様】」


液体の影から、髑髏の顔が浮かび上がる!?


「あの時の【死神PK】か!?」


「コンニチハ、ヒーローサン…… 御姉様ハ…… カエシテモウ!?」


カナエちゃんを包んでいた液体が弾けた!?


「戻リナサイ! ドッペル!」


「これは…いったい? 勾玉……!?」


「やれやれ… 来るのが遅れたみたいだよ? 魔」


「仕方あるまい…… 【鎮魂の勾玉】が…… 今、反応したのだから…… なぁ、水の?」


「そうですよ。風…… どうやら、オロチとキュウビは…… 蒼人達が倒したみたいですね?」


「では…… 何故? 勾玉が反応した?…… この者が勾玉の使い手か? ……!? この者は…… 妖精に愛されておるぞ!」


「何!?…… 不粋な客がいるみたいだな…… 妖精の関係者を狙うヤツは…… 俺達の敵だ! 消し炭になれ!」


「グウ! キョウハ…… ココマデ、目的ハ…… 果タシタ。御姉様ハ、ワタシノモノ…… 次コソハ…… 必ズヤ! 返シテモラウ!」


カナエを包んでいた液体を回収して、死神PKが影に消えた…


「逃げられたか……」


「あなた方は…… いったい?」


「私は、【水の最高神】です」


「僕が、【風の最高神】で」


「わしが!【土の最高神】じゃ!」


「俺が!【火の最高神】だ!」


「久しいのぅ…… 蒼人達よ。ワシが【魔の最高神】である」


突然、現れた5柱の最高神に…… 固まる蒼人(プレイヤー)達。


【水の最高神】見た目は、グラマーな青髪おっとり美人な、女神様。


【風の最高神】見た目は、ヤンチャそうな、緑髪の少年神。


【火の最高神】見た目は、引き締まった細マッチョの熱血青年神。


【魔の最高神】見た目は、フード付きローブ姿のお爺ちゃん神。


【土の最高神】見た目は、幼女のツインテール姿で、のじゃ口調の女神様だそうです。


 ・

 ・

 ・


「…… で、5柱の最高神達がオロチキュウビを浄化して、プレイヤー達にクエスト報酬と眷属神の加護を渡してくれて…… クエストクリア」


「そうですか…… じゃあ、みんなも加護持ち?」


「あたしは、料理神♪」


「あたしは、狩猟神」


「俺とシュウは、戦神だな?」


「ああ」


「わたし…… どうぶつしんさま?」


「俺は…… 魔の最高神」


「ラズリちゃん!? すごいわね! 私は裁縫神よ♪」


「私は、獣神ですね」


「俺も、獣神の加護貰ったな…… ジノさんは?」


「俺か?…… 俺は複数…… 貰ったみたいだ。神々の加護になってる……」


「「「「「「えっ!?」」」」」」


「凄いな! どんだけ貰ったんだ?」


「複数貰えるんだ……」


みんなが、ジノさんを見る。


「いや…… あっ、そう言えば…… カナエちゃん。最高神達からの伝言、【妖精の庭で待つ!】だって。何の事か解る?」


「…… えっ、あっ! 心当たりが有ります」


妖精の庭…… フェアリーガーデンの事だよね? 待つ…… 誰が? 行くしかないか……


「とりあえず、心当たりに行ってみます!?」ツルン!?ビッタン!!


「「「「「「!?」」」」」」


「カナ姉さん!?」


「カナエさん!」


「大丈夫ですか!?」


「ひだい(痛い)……」


また、立ち上がった拍子に裾を踏んで、顔面を強打した私を… みんなが心配そうに見ています。


これは…… 早く!何とかしないと…… ドジっ子妖精になってしまう!



次は… フェアリーガーデンで待つものは…かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告、文章とストーリーの評価も、お願いします。

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