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祝福の鐘が鳴らされた時、この世界に勇者は現れた。  作者: 黒猫川 散歩
プロローグ 世界を、手に入れた日
6/28

手に入れられないものを、手にする

「その本が、気になるかね」


老人は懐かしいものを見た時のような遠い眼差しをしていた。


「突然こちらに向かって飛び出して来たみたいで」


「もしかしたら、そいつは本当におまえさんを求めておったのかもしれんな。まさに、運命の出会いというやつだわ」


そう言われると余計に気になってしまうが、高価そうな本だ。


「貴重なものなのでしょう」


「ふむ、その本に値段を付けることは出来んな。そいつをいつまでも手元には置くことは出来んからな」


謎めいた言葉だったが、結局、ただで(ゆず)ってくれることになった。

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