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次はNTR?

作者: 六代目宮本屋十兵衛

 なろうで成り上がりたいなら「今何がなろうで流行っているのか?」を敏感に察知してその要素を取り入れていくってのが必須条件だ。このことに異論を差し挟む人はまずいないだろう。


 だけど「そんなのあらゆるエンターテイメントに言える事だよ!」と突っ込む人はいそうだよな。それはその通りです。だけどなろうほどそれが顕著に現れるところはちょっと珍しいと思う。


 さて、そんななろうの流行りの移り変わりはどうかと言うと、「追放→ざまぁ」が流行ったのが約四年前まで。異世界恋愛の作家達がそれを上手に取り入れて「追放」を「婚約破棄」に置き換え薄幸のヒロインがざまぁするという、「婚約破棄→ざまぁ」が今までのなろうを牛耳ってきた。


 だがそれも変わってきた。不遇な主人公が「ざまぁ」するのは変わらないけど、何と婚約破棄からエロ小説やエロコミックで大流行りの「NTR(寝盗られ)」に変わってきてるみたいだ。


 今日付けの異世界恋愛の2位が正にそれだった。現実世界でNTRされた女性が異世界のプリンセスに転生して政略結婚したら、あろうことか初夜のベッドでアホ王子が付き合ってる女と盛っていた。二重にNTRされた主人公は当然怒り爆発。グーパンかました後は策謀······のようなものを繰り広げ復讐していくというもの。


 他にも似たようなものが幾つかランキングしていた。


 ふーん。って思った。いいとも悪いとも思わない。ただ個人的な好みを言わせてもらえば読むのは真っ平御免を被りたい。


 NTRなんてパーティー追放や婚約破棄より遥かに陰惨なテーマだ。当然復讐の仕方も陰険陰惨になるのは必然。実際問題あらすじを詳しく書く気にもならない、「こういう物はミッドナイトノベルで書け!」と怒鳴りたくなるような胸糞悪い奴もあった。それでもランキング上位に上がる。「流行り」だからだ。まあいいさWああいうのを見てスカッとする奴が多いんだろうし。


 最近のなろうを見てると作家や読者達の「闇」を感じるようになってきてる。

 

 否定なんてしない。なろうの流行りを読んでその闇がちょっとでも癒されるなら、それでいいと思う。どんどん読めよ。


 ただ、俺は癒されない。落ち込むだけだ。なので今日もスマホで癒してくれるものを探りながら、血糖値に怯えながら日本酒に手を出すってわけだW


 


 

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― 新着の感想 ―
[一言] 婚約破棄モノは昔から、浮気した男にざまぁする話がたくさんあったから、最近になってそういう作品が増えたわけではありませんよ
[一言] 異世界チート、追放ざまぁ、NTRからのざまぁ、色々流行があるが、その根本は読者の現状に対する不満に対してのカタルシス、代償行為だと思います。 自分はもっと評価されるべき、努力が報われるべき、…
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