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廊下の君

授業と授業の間の時間

休み時間の数分は

ただそれだけの時間だった

廊下で君とふと目が合った

一瞬の間があって

君はにこりと笑顔になった


笑顔になるまでの時間は

スローモーションのように

世界がゆっくりに見えて


笑顔を見せてからの時間は

時が止まったかのように

私の息も鼓動も止まった気がした


君が浮かべたその笑顔は

私に向けてじゃないかもしれない


けれど


私が魅せられたその笑顔を

もっと見せてほしいから


廊下に出ると君を探してる

また会いたいって

そう思う


言葉を交わしもしないのに

笑顔を見せられただけなのに

それがとびきりの幸せで

それがとくべつの幸せだって

そう思ってしまったから


廊下で君と目があったときは

一瞬の間があるかもだけど

君を思って笑顔になりたい


笑顔になるまでの時間は

スローモーションに感じるくらい

感情がいっぱい溢れて


笑顔を見せてからの時間は

時が止まったかのように

君も笑顔になるよう

息を止めて待つかもしれない

君に会えるかもしれない時間

休み時間の数分は

待ち遠しくて切ない時間に変わってた

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― 新着の感想 ―
[一言] 勿論、男性にも、この心理はあるでしょう! 笑顔って 武器よね。 目が、頭が、心が、誰かを探したら それは恋に違いない そして恋を見つけたら きっと愛を確信する 人を好きになる理由なんて、…
[一言]  出会い未満、恋未満。  特有の躊躇いと期待がかわいいです。  顔を見る度膨らむ蕾。  花開く頃には恋する乙女になってるんだろうなぁ。  ニヤニヤしながら見守りたいです。
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