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独り善がり

なんのために言葉を紡ぐの

誰のために言葉を紡ぐの


あなたは誰かのためと思い

幾重も言葉を重ねてる

けれどあなたの言葉の中には

壊れぬ確かな芯が無い


流れるようで

溶けゆくような

心地良いだけの言葉であっても

心の奥には染み込むでしょう


けれど深い闇の中には

決して届くことはない


だからあなたの言葉では

私を縛れないのです


地べたを這ったことの無い人に

心の虚ろは見えないのです


だけどどうかそのままで

あなたの言葉が重くないから

救われる人もいるのです


だからどうかそのままで

虚ろを知らずに生きてください


救われたいと望む人だけ

掬い上げてあげればいい

救われるだけの余地があるなら

救われてくれた方がいい


幸せになる様を眺めて

幸せでいる気持ちになるから

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人間臭くて良いですね。 我儘であることに憧れます 通した我の分だけ 他を受け容れられる そんな人になってみたい [一言] 光を優しいと思えるか 光を眩しいと感じるか 優しさを求めてい…
[良い点] その言葉の重みのなさに救われるという複雑で繊細な思い そんな人もいると、世の中酷い面ばかりじゃないと 知らぬままでいて 経験せぬままでいて 一見皮肉に見えがちなのに、込められた願いが切…
[一言]  本当に知らないことは言っても軽いし諭せないけれど、本当に知っていての言葉は重すぎて共に沈んでしまいそうですね。  書き手としても抉られる言葉です。
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