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笑顔の行方/仰ぎ見て

子供が幼かった頃、

この子はどんなふうに育っていくんだろう

今、この子に世界はどう映ってるんだろう


そんなことを考えていました

自分もかつては幼子であったはずで

何かしらを思い、育ってきたはずなのに

あのとき何を考えていたのか

記憶は断片的で思い出すことは難しいです

【笑顔の行方】


君と目が合うと

誰もが笑顔を浮かべてしまう


少し沈んだ顔をしてても

しかめっ面でも


ほら、また


すれ違う人の口元がわずかに緩んだ


そんなみんなの笑顔を見ていると

自然に僕にも笑顔が浮かんだ



【仰ぎ見て】


未だ幼く小さな子供は

手を伸ばせば届くのだと

そう信じてた


どれだけ手を伸ばそうと

どれだけ背を伸ばそうと

届かないものもあるのだと

気付くことも

思うこともないままに


そうしていつか事実を知り

届かぬものがあると知った時

子供は、自分が思うより

ずっと高くを飛んでいる事に気付いた


今はまだ届かない

それでも自分はまだ飛べる

そうして子供はまた一つ

気付かぬ内に階段を登り

また一つ高みに近づく

最後までお読みいただきありがとうございます


外で両親に抱かれている小さな子を見ると

自然と笑顔が浮かびます

無邪気な笑顔は、不思議と人を笑顔にします

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