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想いと時間は比例しながら反比例する
切ない時間は
終わりの見えない森の中を
一人歩き続けるのに似て
愛しい時間は
学校のみんなで過ごした
修学旅行に似て
想いが強いほど
離れるときの切なさは
胸を締め付ける程に強さを増していき
共に過ごす時間の早さは
光のようにあっという間に感じる
想いが強いほど
あなたを想う愛しさは
胸を焦がす程に熱さを増していき
あなたに会えるまでの時間の長さは
時が止まったかのように長く感じる
いつでもあなたの傍にいたい
ただそれだけの願いだけれど
ただそれだけが叶うまでは
果てしなく遠いのに
ただそれだけが叶った時間は
瞬きする間に過ぎ去っていく
最後までお読みいただきありがとうございます