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理想の朝
何の抵抗も感じることなく
一瞬のうちに覚醒し
窓を開ければ朝日は眩しく
吹き抜ける風は心地いい
階下から香るご飯の匂いは
胃腸の動きを活発化させる
見上げた空はどこまでも蒼く
雲は飛び立つ竜を思わせ
澄んだ空気は遥か遠くの
山々の景色もはっきり見せる
憂れうものなど何もないような
非の打ち所のない目覚め
眼前に広がる景色は明るく
輝きをはなっているかのようにもみえる
さぁ、出発だ。
今日ならなんでも上手くいく
根拠はなくても確信はある
--あれ、早いね、
休みの日なのに珍しい
最後までお読みいただきありがとうございます