表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/153

回送

車窓を流れる景色を見てると

不意に違う景色が見える時がある

駅と駅の狭間には

ぽつりぽつりと民家が建ち

先にはいくつも田が広がって

遥か先には白い化粧をほんのり施す

山々が連なっている

田畑に変わって

民家が連なりはじめると

駅が近づいてきた証

人が降りては乗り入れる

やがていくつもの養殖の池が

辺りに見え始めたのなら

そこが僕の降りる駅


けれど、ここに池はない

進めばやがて空はなく

暗闇ばかりが続く景色になる

そうして僕は戻ってくる

昔の僕から今の自分に


昔を重ねてしまっても

戻れる時ではないのだけれど

最後までお読みいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ