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忘れな草に捧ぐ詩

時は忘れたくないものまで奪っていく

覚えていたいと思うことは罪ですか?

私の中のあの人を

時の流れで寄せる波が

少し少し 削ってく


あの時あなたが言った言葉も

今ははっきり思い出せない

ただあなたを想う気持ちが

今でも胸に燻りつづける


大好きだった笑い顔

あなたの囁く甘い声

触れ合っていた温もりも

時は確実に奪ってく


もうあなたには会えないのだから

せめてあなたの思い出ぐらいは

色あせないまま覚えてたいのに

どうしてそんなことさえも

私に許してくれないの?


記憶に留めることでさえ

信じることが出来なかった

私に対する罰なのですか?


それならせめてあの人が

私の胸に残していった

小さな小さな温もりだけは

点したままでいてください

お読みいただきありがとうございます

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― 新着の感想 ―
[一言]  記憶にとどめておきたいなら、反芻することを怠らないのも必要ですが。  アナログ媒体のように劣化して。補修しようとも、オリジナルとはちがう変容をみせてしまうのでしょうね。  デジタルな記憶…
[一言]  覚えておくことって難しいですよね。  きっかけになる何かがあればまだしも、普段気に留めないことは特に。  覚えたままなのも、多分苦しいとは思うんですけどね。
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