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尾のない箒星の船

青い空に箒星が二つ

天を突くように舞っていた


一定の距離を保ちながら

きらりと閃いて

彼方の空へとゆったりと飛んでいく


尾を引かぬ箒星たちは

空飛ぶ双子の船だった


共に南の太陽目指して

雲の波間をくぐり抜け


丸い帆先で波を切り分け

青い海を飛んでいく


幾つの夢を乗せたんだろう

尾のない箒星の船


どこに夢を届けるのだろう

尾のない箒星の船


眺めてる内に船は彼方へ

小さくなって

やがては消えた


僕も願えばよかっただろうか

尾のない箒星の船に

下から見ると近くに見えても

実際にはとても離れた場所を飛んでるのだろう

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― 新着の感想 ―
 いつ終わるかともわからぬ旅路も、並んで行く相手がいれば楽しく進めそうですね。  強く心に持っていないと、咄嗟に夢を語ることはできなくて。  この「僕」はまだ、抱く夢を描いている最中なのかもしれない…
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