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季節の谷間に

季節外れの春の陽気


迷子の迷子の花吹雪


扇の月とお家へ帰ろ


ほんのひと時


冬のお休み


冷たい風が吹き抜ける


肌刺す風は厳しいようで


素っ気なさの中に優しさ溢れて


迷わず帰れとお見送り


季節の谷間


流れてゆくのは


時と


想いと


出会いと


記憶と




野木に火が点り


冬芽は地に眠り



-----

秋の終わりであることを忘れてしまいそうな一日

未だ青々とした紅葉の横には

季節外れの花が咲いていて

その一方で街路樹の銀杏は月の色に染まっていて


あちらとこちらで季節が違ってしまっているような


けれど、日暮れとともに吹き抜けていった風の冷たさは

確かに冬の訪れを告げていて

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― 新着の感想 ―
[良い点]  ふっと寒さが緩む時。  陽射しがいつもより暖かい日。  厳しい冬なりの優しさなのだと思うと、なんだかありがたく思えますね。  またこんな穏やかな日が必ず来るから、と。  約束してくれ…
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