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トンボ
音もなく
季節の移ろいを運んできて
そっと草の葉に立ち止まる
飛び立つ先の空には
茜色の夕焼け
蝉時雨が物悲しくこだまして
耳を澄ませば
どこからか聞こえる恋の歌
燃えるような空の色が
赤紫に陰る頃
時と共に空の彼方へ
代わりに届くのは
肌を撫でるように吹き抜ける
涼しげな一陣の風
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音もなく
季節の移ろいを運んできて
そっと草の葉に立ち止まる
飛び立つ先の空には
茜色の夕焼け
蝉時雨が物悲しくこだまして
耳を澄ませば
どこからか聞こえる恋の歌
燃えるような空の色が
赤紫に陰る頃
時と共に空の彼方へ
代わりに届くのは
肌を撫でるように吹き抜ける
涼しげな一陣の風
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