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天音
たくさんの王冠の形をした雫たちが
イルミネーションを受けて輝いて
夜の舞台に踊ってる
鼻歌でコーラスを奏でて
思い思いに踊っているのに
不思議と群舞となっていて
誰が誰に合わせるでもなく
誰か一人が主役でもなく
全体がただ一つの命として
歌い踊り笑ってる
楽しみも悲しみも
苦しさも喜びも
全部一つのまとまりにして
一人だけで苦しまないよう
みんな最後は笑えるように
鼻歌でコーラスを奏でて
思い思いに踊りながら
一つの群舞となるように
誰が誰に合わせるでもなく
誰か一人が主役でもなく
全体がただ一つの命として
歌い踊り笑ってる




