表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
140/153

変わり映えばかりする日常の中で

明け方の空を眺めていると

白くて黒い影が横切る


規則的に伸びて縮んでするそれは

やがて小さく消えていく


昼の陽射しを睨んでみると

虹が円を描いている


降り注ぐ熱は変わらなくても

何かが包まれ和らいでいく


夕暮れの空に星一つ

強く瞬きここだよと言う


時折姿を消すやつがいて

擬態に騙され苦笑する


夜の空をじっと眺めて

白いほうき星を探してみる


夢を見ないのに「願いよ叶え」とか

それこそ夢物語なんだろう




日々零れ落ちて拾い上げていく

代わり映えのない千変万化


同じ場所をぐるぐると

彷徨い歩く螺旋階段


見たことのない景色の中に

あの日の記憶を探してみたり


また見た景色と感じているのに

知らない何かを探しだしてる




明け方の空を眺めていると

白くて黒い影が横切る


独りでどこへ行こうというのか

だからどこへも行けるというのか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  早朝から夜へと。  一日を、変わり映えのしないと感じるのか。  同じではありえない何かを感じとるのか。  そのほんの少しの気持ちの違いで、一日の充実感は違うのかもしれませんね。 [一言…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ