めぐりめぐる
くるりとめぐる ひとまわり
おうちのまわりをひとまわり
おさんぽついでにひとまわり
おひさまのしたでひとまわり
くるりとめぐる ひとまわり
がっくのまわりをひとまわり
ぱとろーるのためひとまわり
ゆうやけこやけでひとまわり
くるりとめぐる ひとまわり
だいすきなおとをひとまわり
ないてわらって ひとまわり
つきよはめぐってひとまわり
くるりとめぐる ひとまわり
だいすきなことばひとまわり
しんでうまれて いきかえり
またひはのぼってひとまわり
くるりとめぐる ひとまわり
だいすきなばしょひとまわり
みてきてかって いきかえり
いってはかえる ひとまわり
よせてはかえす いきかえり
つきよとともに ひとまわり
みちてはひいて ひとまわり
ながれながれて ちはいたり
くるりとめぐる ひとまわり
だいすきだから ひとつなぎ
みちみたされて ひとめぐり
うまれてないて かえりいき
くるりとめぐる ひとまわり
簡単な補足を。
途中、
『しんでうまれて いきかえり』
とありますが、
これは精神面の事を指していて
実際の生死を揶揄したものではありません。
また、この詩は全体で
『ひとまわり』する構成をとっています。
小さな子が成長し、
新たな命を産み、
生まれた小さな子がまた成長していく
そういう構成です。




