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音言

最初の音はどんな音だったのだろう

世界は言葉で満ち溢れてる

人の想いの紡いだ数だけ

意図と共に刻んだ数だけ


世界は想いに満ち満ちている

命が生まれて死んだ数だけ

祈りが生まれ願った数だけ


言葉は歌う  世界の理を

想いは奏でる 命の喜びを


けれど言葉が歌いだすよりも

想いが喜びを奏でるよりも

遥か遠い昔から

世界は理を奏で続けてる

遥か遥か昔から

世界は命の歌を歌ってる


音はずっと鳴り響いてる

波となって引いては寄せてく


世界と共に歌を歌いたくて

世界の奏でる音を鳴らしたくて


人は音を言葉に変えて

命は音を音色に変えて


世界に言葉を満たしていく

一つ一つの音を拾って

一つ一つが円を描いて


世界に想いが溢れていく

一つ一つの音に乗って

一つ一つに祈りを乗せて

最後の音はどんな音になるんだろう


きっと

重ねた時と

重ねた想いを

すべて合わせた

どんな言葉でも表せない

音にならない音になるんだろう

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人は音を言葉に変えて 命は音を音色に変えて ⬆ ものすごく多くの意味を含んでいると感じます。 詩の内容以外の 聞こえなくとも、何かが動けば音は生じる。 振動。陽の光にも、音はあるのだろう…
[良い点]  >世界は理を奏で続けてる   遥か遥か昔から   世界は命の歌を歌ってる  このフレーズが素敵だなぁと思いました。  宇宙に広がるなにか人智の及ばない、大きな意志のようなものを感じさせ…
[一言]  動植物に私たちにはわからぬ言葉があるように。  自然の様々な音も、もしかしたら音として聞こえぬものも、何かにとっては言葉であるのかもしれませんね。  自然の音は言葉として伝わることはな…
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