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水面の奥は深い蒼

深海の鏡面を滑るように水馬は駆ける

跳ね足が残す円は

何かに囚われたままのようでもあり

重なる円は連なる縁のようでもあり


蒼の天板の上に並ぶ波打つ緑の円盤は

光透き通す水晶の粒を乗せて

空高く伸びる円盤は

傍らに寄り添う小さな珠玉を連れて


空の蒼が色を失い

手が届かぬほど遙か遠くに立ち上がっていくと

珠玉もまた殻を開いて桃のような花を開く


開いた先から小さな涙がぽつりと落ちて

水面に小さな波を残す


広がる紋様は朝日を受けて

空の青を映して輝く

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― 新着の感想 ―
[良い点]  タイトルから浮かぶ光景。  夜はどこか妖しい雰囲気があるような。光の中だと可愛らしいイメージなのに。不思議です。  昔見た、自然公園内の蓮池を思い出しました。  様々な円。  葉も…
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