青空グラデーション
空にある輝き1つで
青くなったり
紅くなったり
浮かんでる気持ち
薄くて風に吹かれば消えそうなもの
水平の向こうで湧き上がっては
大きな綿菓子みたいになったもの
それが一面を覆い尽くすと
稲光が走ってきて
風と雨で荒れに荒れるけど
晴れ間が見えると虹がかかって
地表に溜まった塵も流れて
一面青色一色になる
塵
放って置くと浮いてくるもの
乾いた心を覆っていくもの
一面青くて澄んで見えて
どこまでも広く見えるのに
全天型のドームの裾は
白く霞んで先は見えない
本当の気持ちはどこにあるのか
晴れてる時ほど先は見通せない
泣いて泣いて
荒れたあとに残った気持ちが本当なのかな
太陽が空に輝いてるときは
ただ眩しくて見つめられなくて
真っ白に輝いてるから
本当の姿は見えていなくて
水平線の向こう側
地平に近付くそのときは
見れなかったはずの姿が見えて
気づけば辺りは真っ赤になってる
光が揺らめいて見えているのは
太陽の心が揺らめいてるから?
夕空の瞳が揺らめいてるから?
近づくほどに燃え尽きそうで
君の離れた反対の空は、
光を失って紫紺に染まって
近すぎるから見れないんだ
触れるほどに側にいたら
目を閉じるしかないでしょ?
夜空に輝く星はきっと
触れたとこから溢れる光で
暗闇の中でも輝く月は
誰にとっての光なのかな
月を覆う薄曇りは
気持ちを隠すためだけれど
それでも透けて見えるのは
隠せないほどの気持ちだから、かな
光がなくなったら暗闇だけど
後ろから照らして包んでくれてる
その温もりが安らぎをくれる




