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水曜日の彼女  作者: 揣 仁希
秋の訪れとそれぞれの冬
46/98

火曜日に隣町でデートを

楽しそうだなぁ(//∇//)



「久しぶりにお休みが一緒で良かったわ」

「うん、そうだね」

今日は僕の学校が創立記念日ということで休みだった。ちょうど鈴羽も休みだったので、隣町にデートに来ている。


「この街って変にケーキ屋さんとか喫茶店とかが多いわね」

「なんでも町おこしの一環で推奨してるらしいから他の街から引っ越してきたりとか支店を出したりとかしてるんだって」

「へ〜だからケーキ屋さんがコンビニより多いのね」


少し歩けばケーキ屋さんか喫茶店がありどこも結構流行っているみたいだ。


「スタンプラリーとかもしてて景品とかも当たるんだって」

「そんなにケーキばっかり食べてたら太っちゃうわ」

「ははは、なら半分こして食べて回る?」


僕たちはそんなことを話しながら街を見て回る。確かにケーキ屋さんが多くてどこに入ろうか迷うなぁ。


「あっ皐月君、あそこにしない?なんだか可愛くない?あのお店」

鈴羽が指した方を見ると、なるほど店の外装がリンゴの形をしたメルヘンチックな店があった。


「へ〜すごく凝った造りの店だね、あっ、ほらリンゴフェアをしてるんだって」

店の前の看板にはリンゴフェア開催中の文字とオススメのメニューが書かれてある。


からんからん


「いらっしゃいませ〜お二人様ですか?こちらの席へどうぞ」

店内は煉瓦造りの落ち着いた雰囲気で照明がリンゴだったりシュガーポットがリンゴだったりと見ていて楽しい。


「うん、いい感じのお店だね」

「ええ、小物も可愛いし。ふふっお水のコップも丸いのね」

「ほんとだ。これ可愛いね」


メニューはリンゴを主に使用したものが多かったが、もちろん普通のメニューもある。

とりあえずパティシエのオススメという看板に書かれていたものを頼む。


オススメは小さめのアップルタルトに、生クリームたっぷりのリンゴのシフォンと蜂蜜漬けのアップルスライスのセット。飲み物は自由に選べたので僕はコーヒーを鈴羽はシナモンティーを注文する。


「わぁこれすごく美味しいわよ、甘さも程々でいくらでも食べれそう」

「うん。これくらいの甘さがちょうどいいよね」

アップルタルトもシフォンもしつこくないちょうどいい甘さ加減でとても食べやすい。


あっという間に食べ終わってしまう。

「まだまだ入りそうなんだけど」

「あはは、そこは我慢してもう何軒か行ってみない?」

「うふふ、そうね。せっかくのデートだしね」


レジでお会計を済ませる。

「すごく美味しかったです。いくらでも食べれそうでした」

「小物とかも可愛くて、素敵なお店ですね」

「ありがとうございます。パティシエも喜びます」

「それとこちらスタンプカードになります。スタンプが貯まりますと素敵な景品と交換することが出来ますので是非貯めて下さいね」

「はい。色々回ってみるつもりです。ごちそうさまでした」


外に出てから今度は街の中心部に向かう。

なんでも店員さんが言うには、街のケーキ屋さんで使っている小物が買える店があると言うことで僕たちは行ってみることにした。


「お店の小物を買える店を作るってよく考えたわよね」

「そうだね、よく考えたら喫茶店で使ってるコップとかって可愛いいのが多いものね」



やって来たのは結構大きな建物で博物館みたいだった。

中に入ってみると、各店ごとブースに分かれていて色々な店の小物を買うことが出来る。


「あっ、さっきの丸いコップ!これはお揃いで欲しいわよね」

「うん、沢山あるんだなぁ。それぞれに特徴があって面白いね」

「先にここで見てから行った方がいいのかもね」


結果、リンゴのコップをペアで買ってから、僕たちは他に数件食べに行ってみた。




夜、僕のうちのリビングでいつものようにくつろいでいる。

「えへへへ〜」

「どうかした?」

「なんかいいなと思って。こういうの」


ちゅっ


ふふっ、ほんとだ。いいね。











お読み頂きありがとうございますm(_ _)m

またのお越しをお待ちしております(〃ω〃)

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