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水曜日の彼女  作者: 揣 仁希
第1章 出会いの春と進展の夏
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閑話 リョータの優雅な日々 その2

しばらく閑話が続きます。


という訳で俺は、両手に花状態で駅地下を歩いてる。


「リョータくん、お茶してく?それとも軽く食べる?」

「私はお腹空いてないよ〜」

「梓ちゃんは小食だもんね。会社でもあんまり食べないし」

「杏奈ちゃんがよく食べるんだよ〜」

俺を間に挟んで、楽しそうに話している。

普通同じ相手を好きになったらちょっとはギクシャクしるんじゃないだろうか?


「リョータさんはどうします〜?」

「俺もそんなに腹減ってないから、お茶でもする?」


こうして3人でス◯バに入ったわけなんだが・・・

当然、俺の両側に座るわけで、周囲の視線が更に痛い。特に男性陣。


「そう言えば、最近皐月と鈴羽さんはどんな感じなんだ?今日もさっさと帰りやがったからな」

「先輩ですか?そりゃあもう甘々ですよ。会社ではいつも通りにしてるつもりみたいですかけど」

「知ってる私達から見れば、別人ですよ〜。ちょくちょく泊まりにも行ってるみたいですよ〜」

「・・・マジか・・皐月・・あの野郎」

どうやら俺の知らないところで皐月はオトナの階段を上っているみたいだ。


「リョータくんが一人暮らしだったら毎日でも行くんだけどなぁ」

「そうですよ〜リョータさん、一人暮らし、しません?」

「いやいや、無理だから」

背中に冷たいものが流れるのを感じて俺はすぐさま否定する。

そんなことになったら本当にハーレム野郎になってしまう。

ただでさえ、さっきからの視線が更に増えて痛さを増してるのに。


「え〜じゃあ、私と梓ちゃんで部屋借りてそこにリョータくんがくればいいんじゃない?」

「は?」

「あ〜杏奈ちゃん、それいいかも〜前向きに検討だね〜」

「2人共それくらいで勘弁してくれ・・・」

ほっといたら本当に部屋を借りかねない。


2人は顔を見合わせて、うふふと笑いあっている。


はぁ、ハーレムは男の夢。だなんて言うけど俺には無理だわ。

いずれどちらかを選ぶ時がくるのはわかってるんだが、2人共好きなんだよなぁ。


贅沢な悩みか・・・












お読み頂きありがとうございました(//∇//)

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