表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水曜日の彼女  作者: 揣 仁希
第1章 出会いの春と進展の夏
39/98

第1章 エピローグ

とりあえず第1章はこれにて終了です(//∇//)


第2章までにいくつか閑話を挟もうかと思ってますのでよろしくお願い致します。



「さてと、いくか」

今日は水曜日。いつもの公園に行く日だ。


僕は鞄を持って席を立つ。


「皐月〜もう帰るのか?」

「うん、今日は水曜日だからね」

「ああ、そうか、ほいじゃ俺も行こうかなっと」

リョータとそんな話をしながら教室を出る。


「うわっ何か降りそうな雲行きだな」

「今日は夕方から雨予報だったよ」

空はあいにくの空模様。


「そういえばリョータのほうはどうなんだ?上手くいってるの?」

「う〜ん、上手くと言えば上手くなんだが、なんつーかその、幸せ独り占めみたいな?」

「はぁ、相変わらずか」


そんなリョータと校門で別れ僕は公園へと急ぐ。

時刻は5時半すこしすぎ。


公園の噴水の前、ベンチがぐるりと並んでいる。


ベンチのひとつに、腰掛ける女性。

栗色の髪に切長の目の美しい女性。


ポツリポツリと雨が降り始め、彼女は憂いの表情で空を見上げる。


僕は傘を出しながら彼女に歩みよる。


「入りますか?」

「ええ、ありがとう」


僕等はお互い顔を見合わせてくすりと笑う。


「さあ、どうぞ」

傘を持つ僕の手に彼女は手を重ねる。


「お礼に喫茶店でもいきませんか?」

「よろこんで」


僕等は寄り添い一つの傘で公園を歩く。


「ふふっ、いいわね。こうゆうのって」

「うん、今日は傘を持ってきてよかったよ」


雨足がすこし強くなり僕は彼女を引き寄せる。

傘をすこしだけ深くしてそっとキスをする。


今日は水曜日。




僕は毎週水曜日、少しだけ遠回りをして帰る。


彼女に会うために。

















第1章エピローグです(〃ω〃)

いいなぁ、私もこんな恋がしたかったと書きながらしみじみ思いました(笑)


ではまた、第2章でお会いしましょう。


いつもお読み頂きありがとうございますm(_ _)m

迷子にならないようにブックマークをどうぞ(笑)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ