表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水曜日の彼女  作者: 揣 仁希
第1章 出会いの春と進展の夏
32/98

閑話 たまには1人の木曜日

お盆って東京のほうだと7月のところがあるんですね。


相変わらずの暑さが続く。

8月14日世間はお盆休みのところが多く、駅前の商店街も大半が連休をしている。


鈴羽は16日まで家族で父方の実家に帰っているのでしばらくは会えない。

関東圏、東京では7月に新盆をする地域もあるのだが全国的に8月に行う旧盆が一般的だろう。

僕の実家は華道ということもありお盆は来客で案外忙しい。

父さんも退院したので、きっと張り切って仕事をしているのではないだろうか。


「意外とやることないものなんだよね、店は大体閉まってるし」


閑散とした商店街をひとり歩き、コンビニでちょっとした軽食を買って帰る。



リビングでソファーに座ってなんとなくテレビをつける。

最近よく見かける関西の芸人さんが、街中をぶらぶら歩く番組をやってる。そういえば前見たときは違う芸人さんだったよな。

浮き沈み激しいらしいから大変なんだろうなと思ってチャンネルを変える。


「・・・・・・」


テレビをボーっとみながら僕は、うとうとと目を閉じた。

「う〜ん、あれ?ああ、寝てたのか。えっと、何時だ?」

時刻は午後の5時半を少し回ったくらい。


スマホにはメールが数件。

鈴羽から実家に着いた報告と実家あたりの景色だろうか?車から撮ったであろう写真が何枚か添付されていた。


「へ〜、なんだかのどかそうな所だなぁ。田舎ってほどじゃなさそうだけど」

この辺りほど高層ビルが立ち並ぶわけでもなく、かといって田畑が広がってるわけでもなく。

「こういうとこもゆっくり出来そうでいいよな、でも毎日はちょっとしんどいか」


キッチンで眠気覚ましにコーヒーを飲みながらメールを見ていく。


あとリョータからは、結局あの2人と遊びに行くことにしたらしい。もちろん別々にだ。

可愛い女の子2人から好意を寄せられるって、嬉しい話だと思うけどな。


僕はメールを見ながらコーヒーを片手に入り口に立ってリビングを見渡す。

「ここのところ2人でいることが多かったからなんだか広く感じるなぁ」


クッションを片付けながらそういえばと。

来週からは妹の緋莉が来るから部屋の片付けしとかないといけないか。


来週なら夕方から仕事帰りの鈴羽も来てるだろうから賑やかになりそうだな。


緋莉は鈴羽がすっかり気に入ったみたいだし、前行ったショッピングモールにでも連れて行ってあげようかな。


今日はそんな静かな1日だった。











お読み頂きありがとうございます(//∇//)

ブックマーク、評価ありがとうございますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ