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水曜日の彼女  作者: 揣 仁希
第1章 出会いの春と進展の夏
22/98

僕と妹の金曜日

風邪引きました(T ^ T)

更新ちょっと遅れるかもです。


翌日は朝から生憎の雨だった。

午前中で学校が終わり、僕と遊びに出かける気だった緋莉(あかり)は、不貞腐れて僕の部屋でゴロゴロしている。


「お兄ちゃん〜ヒマ〜!どっか行こうよ〜」

「どっかっていってもなぁ、ここから下までこの雨の中降りるのか?」


立花家は高台の上に建っているので、この雨の中駅前や商店街に行くには無理がある。

車を出してもらうにも是蔵さんは父さんの病院に行っているので不在だ。


「ぶぅ〜〜」

「ははは、たまにはこうして部屋でゴロゴロするのもいいんじゃないか?」

「え〜!お兄ちゃん、明日帰っちゃうんでしょ〜?せっかくなのに〜!」

足をバタバタさせて緋莉が駄々をこねてみせる。うん、かまってほしいだけなんだろうな。


そんな緋莉の横に座りなおし頭を、よしよしと撫でてあげる。えへへ〜とご機嫌になる緋莉。

そんな緋莉を微笑ましく見ていると

ピロンとスマホにメールが届いた。


鈴羽?こんな時間に珍しいなぁ、仕事中だろ?


『もうムリ〜逢いたい〜明日休み取って迎えに行く〜!住所教えて!』

えっと・・・鈴羽さん?

『まだ3日だよ?3日会わないこともあるんだから。明日帰るし、無理に休まなくてもいいんよ』

最近毎日、うちに来てたからなぁ。


ピロン、はやっ!


『近くにいるのと遠くにいるのは違うんだよ〜!もう有休取ったし迎えに行くからね!』

なんか、緋莉が駄々こねてるのと同じだな。


僕はくすっと笑い緋莉を見ると緋莉はぷくっとふくれて僕を見ていた。


「お兄ちゃん、彼女いるんだ?彼女いるから早く帰りたいんだ!緋莉より彼女がいいんだ!」

えっ?

「お兄ちゃんは緋莉のお兄ちゃんなの!」

ふぇ〜んと泣きだして僕にしがみつく緋莉に戸惑った僕はただ頭を撫でながら泣き止むのを待つしか出来なかった。



しばらくして落ち着いたのか、緋莉は変に真面目な顔で言い出した。


「お兄ちゃんの彼女さんに会わせてほしいの!緋莉がちぇっくしてあげるの!」

「はぁ?」

「お兄ちゃんが変なおんなにつかまってたら緋莉が追い返してあげるの!」

・・・え〜?まいったなぁ。



結局、明日鈴羽が迎えに来たときに会わせることになり僕はぐったりとして翌日を迎えることになった。


因みに鈴羽にこの事を話すと、めっちゃ喜んでた。明日は気合い入れてくるらしい。


・・・まさか母さんはついてこないよな?





お読み頂きありがとうございます。

並びに、ブックマーク、評価頂いている皆様、本当にありがとうございます。


評価、感想等頂ければやる気が倍増しますので、面白い、続きが気になるって方は是非よろしくお願い致しますm(_ _)m


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