傲慢な臆病者
都合のいい人形だと自分に言い聞かせて
思い通りに操れていると思い込まなきゃやっていけない
最初に絡まったのは僕のほう
その真っ直ぐな瞳を見たときから
決して逃げられないこと分かっていたのに
どんなに縛ろうとしても透明な素肌を滑り落ち
残骸しか残らない自由な君を隣にいさせるただ一つの言葉
分かっているのに言えないのは 拒まれるのが怖いから
君の周りに自然に集まる人に 理不尽なこと思い
背を向けた自分を追いかけてくる姿にほくそ笑む
まったく嫌な感情だ
きっと君の最上の人じゃないけれど どうかこの手を取ってくれ
その繋がれている糸を切ってほしい
世の中の正しさはいらない 二人だけが絶対だ
甘い夢に酔わせておくれ
よく言われる誓いの言葉なんかいらない
例え間違ったことだとしても
互いに幸せだと言えるならそれこそ真実
儚い幻を現実に変えてくれ
それができるのは君だけだからこの背の向こうの表情に気づいてほしい