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~美少女をチンピラから救ったけど大変危険な行為なので良い子はマネしないでね~

な、なんなのだ・・・・・何が付きあってるだっ

私は何とも腹立たしい気持ちで午後の授業を受けていた。無論勉強どころの話ではないのだが。

そもそも、あり得ない話のはずだ。あいつが、星原宙に彼女だと?

私以外に友人が居て・・・しかもそれがすぐに恋人に発展するほどのものだったなんて

私だって1年間友人をやってきているのに、そんな素ぶり何一つとしてなかったぞ?

だが・・・・・アイツがあそこまで強く主張するということは・・・・・・やっぱり・・・・・・

そもそも何だ・・・・『何がお前には関係ない』だ・・・・・・

あああっ!何でこんなに私がイライラしなければならないのだ!?

ぐるぐると考えを巡らせていると・・・・・・・・

「織姫さんっ・・・・織姫さん!」

「ふぇ?」

「ふぇ?じゃありません!ここの文の訳を言って下さいっ」

ちなみにこの女性口調のハスキーボイス、英語教員の本田だ。見た目がガッチリムチムチ男性体育教師なのにうっすら化粧をしている・・・・・・・・・無論だが、『あっち』側の人間。なんでこの人が公立高校の教師なのだろう。

しかし

「あぅ・・・・・・・・・・」

しまった、私としたことが・・・・こんな状況に置かれるなんて・・・・・・

「織姫さん?分からないんですか?」

クスクス、と笑いをこらえる声が聞こえ始める。答えられないことがバレてきているっ

「うっ・・・・・ぐっ・・・・・・・あっ・・・・」

くぅ、こんな気持ちになるのも、こんな辱めを受けるたのも・・・・・全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部・・・・・・・・


「あ、あいつのせいだああああああああ!!!!」


「・・・・・・はい、そうですね。『It is his cause.』・・・・・・・『あいつ』というよりは『彼』と訳すべきですが・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・偶然当たったようだ。

「ふ、ふんっ」

赤面しながらも私は不機嫌を装い、とすんっ・・・・と腰を下ろした。

はぁ、全く・・・・・何で私が・・・・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


時は過ぎ放課後、痛みは引いたはずの頬を撫でながら俺らは帰宅の途に就いている。

「あのぉ~」

と控えめな感じに月乃が声をかけてきた。

「お昼の・・・・その、織姫さん・・・・・・って誰ですか?」

「あ?だからまぁ・・・・あいつの言うとおりだけど・・・・・・数少ない友人だな」

ていうか

「俺のこと調べてたんだろ?何で織姫のことは知らないんだ?」

占托によって俺の人生のピンからキリまで知り尽くしているのなら、織姫ゆかり・・・俺の友人という稀有な存在くらい知っていそうな感じなのだが・・・・・・

しかし月乃は俺の予想外のことを口に出した。


「その、知らないんです・・・・・占托においては織姫ゆかりという人物はあなたの人生に存在しないはずなんですよ・・・」


「え?」

「つまり、あの人は宙さんの人生にとって相当イレギュラーな存在なんです」

「占托・・・だったか?それが外れただけじゃないのか?」

素人なりに意見を出してみたが

「前例がありませんよ・・・・説明しましたが、占托はほぼ100%的中する・・・・・いわば確定された予言の様なものなんです。外れるはずがない・・・・・・それに反するなんて・・・・・あ、ありえませんっ!」

「・・・・・・・・」

こんな会話からわずかに推察できたが・・・・・・・・・


月乃は、その占托とやらに依存しすぎている気がする。


自分の故郷の科学力に相当な自信があるようなのだが、それが過信になっている気がするのだ。

「ま、占托って言ったって所詮はただの予想だろ?外れることだってあるさ」

「でも・・・・」

食いさがらない月乃に、あのな・・・と続ける。

「人生ってのは何が起こるか分からないもんなんだよ、お前らが出した俺の人生の結果だって、結局は俺が取り得た可能性の一つに過ぎないだろ?俺が織姫と出会ったのは・・・・きっとどこかで俺が、お前らの予想とは違う選択をしたんだよ」

我ながら仰々しいことを言ったな、こりゃ

「む・・・むぅ・・・・・・分かりました・・・・・・その代わりですけど・・・・」

「体の関係は無しだぞ」

「違いますぅ!私がそんなに四六時中エッチなことを考えてると思ってたんですか!?」

おう思ってたよ。まだお前と知り合って24時間経ってないけど・・・・

「その、せめて織姫ゆかりさんについて・・・・・教えていただけませんか?」

「織姫について・・・か?」

「はい、織姫さんはあなたの人生にとんでもない影響を及ぼす可能性があります」

そんな大仰な存在か、あいつは?

「って・・・・具体的に何を?」

「そうですね・・・・・・では馴れ初めからどうぞ」

ああ、あいつと会った時か・・・・・・・・・・・・・・・・・

それはそれは・・・・・


思い出したくもない、デンジャラスな体験だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの日、高校入学当初

俺は昴と共に食料品の買い出しに行っていた。昴が流行りの『リンゴダイエット』をやりたいだの言い出し、両手にリンゴの詰まったビニール袋を携えていた。何がダイエットだ、それ以上削るとただでさえ無い胸が凹むぞ?

「なんか失礼なこと考えてなかった、おにぃ?」

「な、なんのことやら・・・・・・」

「ふぅん・・・・心拍数が毎分80回に上昇、体温も36,4℃から36,6℃に上がったけど」

「何でそこまで分かるんだよっ!」

「冗談冗談~」

全くコイツときたら、時々俺の心の深層まで見えてるんじゃないかと思う時がある。流石は俺と血を二分した妹だけはあるな。

そんなとき


「えぇーい!いいかげんにしろ!」


女子にしてはやや低めのアルトボイスが男口調で聞こえた。

「おい、昴?なんか聞こえないか?」

「ふぇ?聞こえないぞ?・・・・・・・はっ・・・・それは、おにぃの助けを求めるサインだよっ!すごいおにぃ!いつからそんな救世主技(セイバースキル)手に入れたのさ!?」

「勝手にかっこいい名前付けんな、こっちだ!」

・・・・・今思うとおかしいよな。昴の獣じみた聴力を駆使してもあの声は聞こえなかった。もしかしたら月乃の言ったように俺の最強の能力・・・・・神様じみた聴力のおかげなのかも知れない・・・

「あ、あれだ!」

少し走った路地の片隅で複数の男が一人の女の子を囲んでいた・・・・・・・・・・・・・・・・・のならすぐにでも助けに行ったんだけども・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」


複数の男たちが一人の女の子に説教を喰らっていた。


「そもそも何なのだお前らは!いい歳にもなって街中で女子に手当たり次第声をかけて自分のものにしようとするっ!女子の前に仕事を手にしたらどうだ!?だから日本の将来が危ぶまれるのだ!」

「は、はぁ・・・・・」

真ん中のスカジャンを着た男がポカンと答える。

「それに、複数でというのが気に喰わん!群れで囲んで陰険など男のクズだ!恥を知れっ!それと何だその武器の類は!?」

「いや・・・・えぇっと」

男たちの手にはナイフ、スタンガン、警棒など・・・ある意味お約束の武器が握られていた。

「男ともあろうものが、そんなちまちました武器なんか出しおって・・・・・くだらん!」

「い、いやぁ・・・・」

「何だ!?何か文句があるのか!?」

「あ、ありませんっ!」

おおよそ、人気のないところに女の子を連れ込んだものの・・・・その女の子が意外と芯が強く言いくるめて連れて行くことが出来ないらしい。笑い物だな。

「ていうか、男なら腕っ節だろうが!こんなか弱い女子一人抑えられないでなんとする!?」

・・・・・・・・・・・・あ

「そ、そうか!そうすりゃいいじゃねぇか!」

「そうだ!そうしろ!」

じゃ、早速・・・・・といった具合に

「おとなしくしやがれ!」

「痛い目見せるぞ!!」

「・・・・・・・ふぇ!?あわあわわ!ま、待て放せっ!」

あぁ~あ、両手掴まれて身動き取れなくなってるし・・・・・ていうか、でかい物言いの割に、結構ケンカ弱いんだな。ていうか自分でそうしろって言っちゃったし・・・・自業自得感が否めないぞ?

「ほら、おにぃ!女の子がピンチだよ!今こそ我らが兄妹の正義の鉄拳をブチかます時だよ!」

「いつ俺が他人に正義の鉄拳をブチかました!?お前の日常を俺の方まで持ってくんな!」

自慢じゃないが俺は今まで他人に手を上げたことが無い。拳で語り合うほどの友人なんていないからな。

「とにかく行っくぜえええええ!!!」

「お、おい待て、昴!!」

「星原昴!目標を駆逐するっ!!」

・・・・・・・・・・とこんな具合に昴ガン●ムが武力介入。男たちの持つ武器では、まるで裁縫用の針で核兵器と戦うようなもので・・・・・・・


見事、5分しないうちに男たちは完全に沈黙した。


全く我が妹ながら恐ろしいものだ。その戦闘能力、戦争の抑止力になり得るのだろうか?ソレス●ルビーイングから勧誘が来たらどうしよう。

「は、放せぇ!」

・・・・・・・・が男二人が何とか立ち上がったかと思うと先ほどの女の子を後ろから羽交い絞めにし、前からナイフを振り上げていた。キレて箍でも外れたのか!?


瞬間、俺の頭・・・・・というか体の芯で何かが弾けたような気がした。


「危ない!!」

思わず駆け出した俺は自分でも驚くほどの瞬発力を発揮し

「うぉあああああ!!!」

「ッ!!」

手前のナイフの男の背中に後ろからドロップキック、辛くも着地しそのまま女の子の後ろの男の顎を

「らああああ!!!」

「んがあッ!!」

握りしめた拳で殴り付けた。痛ってぇ!!

ゴロゴロ・・・・バタン・・・・・

先に蹴っ飛ばした方も運よく壁に頭をぶつけたようで・・・・・・・

といった具合に男二人は上手く昏倒してくれたようだ、意外と簡単に人って気を失うんだな。脆いな、人体。

まぁ、元々昴の攻撃によるダメージがあったわけだし・・・・そこから這い上がっただけお前らも十分超人だよ。天下一武●会とかお勧めするぞ。

「・・・・・・あ、ありがとう」

と呟くように女の子がお礼を言ってきた。

「あぁ、怪我無いか?」

「う・・・・だ、大丈夫・・・・・・・」

・・・・・・・・・・・多分、この時のあいつが一番おとなしかった。

その後、制服からその女の子が同じ学校の女子であることに気付いたりなんなりしたが・・・・とにもかくにも


これが、自称俺の唯一の友人こと織姫ゆかりとの

デンジャラスな出会いである。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って感じだ」

「すごいですね、SNEですっ」

「SNE?何だそれ?」

A●B48とかの部類だろうか?

「そ(S)れな(N)んてエ(E)ロゲ?」

「エロゲ言うなや!・・・・・まぁ、確かによくありそうな感じではあるけど」

実際、9割方男たちを倒したのは昴なんだけど。ここは二次元の様にはいかないね。

「でもケンカの経験が無いのにいきなり大の殿方二人を昏倒させてしまうなんて、さすがは宙さんですっ・・・最強の遺伝子は伊達じゃないですねっ」

「・・・・・」

まぁ、やはりと言うか・・・・やっぱそうなんだな。

そう言えば、昔一度だけやったパンチングマシーンで『計測不可』出したことあったな。あの時はてっきり先にやった昴が金を入れてないのに殴り飛ばしたせいで壊れただけだと思っていたんだが・・・・・

「でもやっぱりおかしいです」

再び怪訝そうな顔をした月乃が口を開く。

「その騒動自体は確かに、占托で予想されていました・・・・・・ですが、助けた女性とその後の関係を築いた記録はありません・・・・・・・・やっぱりあり得ないんですっ!」

「あり得ないも何も、現実あり得てるじゃねぇか。俺とあいつは友人って関係で間違いは無いだろうが」

「でもぉ・・・・・」

「でももへったくれも無しだ、とにかくこの話は終わりだ。家に帰るぞっ」

少し歩調を強めて歩き始める俺を「待って下さいよぉ」と後ろから宇宙人が追ってくる。

そんな非現実的な状況に置かれながらなんとなく、先ほどその宇宙人が言った言葉が頭の中に浮かぶ。


織姫ゆかりと言う人物は・・・・俺の人生に存在するはずがない・・・・・・・・か


ならば、あいつは一体何なのだろうか・・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


はぁ・・・・・なんか腹立たしいな。

それは・・・・まぁ、当たり前か・・・・・

と私は暗い面持ちで大きなベッドに横たわっていた。

ちなみに我が家は・・・・・・俗にいうお金持ちだ。家もそれなりに大きいし、使用人もいるほどだ。

父親はベンチャー企業の社長で、世界各地を飛び回っている。あまり顔も合わせたことは無い。母親は・・・・・・・・・訳あって、顔も見たことが無い。

この境遇には、はっきり言ってうんざりだ。自分の将来が敷かれたレールの先にしか無いように思えて・・・・・

実際、私は16歳になった時点で父親の決めた相手との結婚することになっていた。その相手とも2,3回顔を合わせただけだ。興味なんか湧くわけがない。

今まで父に逆らうことは無かったが、その事だけには耐えられずに電話越しで父親に思わず言ってしまったのだ。


好きな相手が居るから、今結婚なんてできない!!


と、な・・・

その時頭に浮かんだのは・・・・・その電話をした日の夕方、妹と共に私を助けてくれた・・・・・・・・・・・一人の少年。

考えれば不自然なことではない、よくある展開だ。

最初は・・・・・しょうが無いことだと割り切っていただけだった。

私はそいつのことが『好きになっている事になっている』のだから結婚はしない。

いわば、スケープゴートのようなものだ。替え玉だ。父親が諦めるまでの隠れ蓑の様なものにすればいい。

だから・・・・・これもよくある感じに


友達から・・・・・始めようとしたわけだが


名前は・・・・うる覚えだったが、なんか珍しい苗字に女の様な名前だったから名簿からすぐに見つかった。そこからクラスを割り当て、一人でのんびり音楽を聴いているそいつのイヤホンをひったくり言ってやった。


「貴様、私の友人になれっ!!」


・・・・今思うとなかなか強引だった気もする。よくよく考えれば今まで友人など作ったこともなかったし、友達の始まりとはあんなものだろうか?

ま、あいつのその時のきょとんとした顔は、今でも思い出す度に笑えてくるほどだ。

とにもかくにもそうしているうちに父も諦め、自分の人生を歩けるようになる。そのはずだった。

だが、好きでいる・・・・・と意識し続けるあまり、いつの間にか・・・・・・本当に・・・・・・・

いや、その先は・・・・・・・言葉にすることができない

あえて言うならば、いつの間にかあいつの隣に居ないと耐えられなくなった。誰にもその場所を譲りたくないと強く思うようになった。

自己暗示にかかったように、そう考えることしかできなくなったのだ。

あの日、父に勇気を振り絞って言った大ウソだったのに・・・・・・・・・

だが、その思いを伝えることができるほどの勇気だけは湧かない。だから友人と言う位置をキープし続けた。幸い・・・・と言うとあれだが、そいつは『友人』と言う存在自体が皆無で私以外にライバルなど存在するはずがなかった。

そのはずなのに・・・・・・・・・

「宇佐美・・・・月乃・・・・・か」

大人しそうで押しの弱そうな・・・・女子の姿が浮かぶ。

転校生が、まさかあいつの彼女だったなんて

とんだ番狂わせ、ダークホースにも程がある。

どうすれば・・・・・どうすればいい・・・・・・・

そんな考えで頭がオーバーヒート寸前の時


「お嬢様、ご夕飯の支度が整いました」


と使用人の声が部屋の外から聞こえた。

「あぁ、今行く」

といつも通りに返事をする。

今考えていても仕方がない、腹が減っては戦はできないからな。


・・・・・・・戦、な

なんの戦だ、まったく・・・・・・


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


湯船に身を沈めた俺はぼんやりとこの1日で起こったことを振り返った。

昨晩、宇宙人が来て体の関係を要求してきて、貞操を守りつつ夜が明け

宇宙人が学校にまで来てクラスの連中に罵られ

最後には数少ない友人に激しくぶたれた・・・・・

・・・・・・総じて言おう


「疲れたぁ・・・・・・」


これだけイベント盛りだくさんの日なんか、金輪際訪れないで欲しい。

いや、最低限家にその騒動を持ってきた本人が居る限りは・・・・それが叶うのは望み薄か・・・・・・

目を閉じ、顔半分まで湯に沈める。

とにかく、今はゆっくりとこの身を休めるとしよう。

「宙さ~ん、入りますねぇ」

そうそう、この声の主に散々付きまとわれていたからな。一人の時間を大切にし・・・・・・・


「・・・・・おぉ、宙さんって結構いい体してますね」


「いやあああああああああああ!!!!!!」


ひとしきり叫んだ後、目の前の宇宙人に思いっきり背を向けた。

普通男女逆じゃねぇのか!?何で俺が叫んでんだよ!!?

ウサミミの擬態は家に来てから解除したらしく、制服にウサミミというどこかのシューティングゲームのキャラっぽくなっていたが・・・・

その体・・・・とりあえず大事な所はタオルでぎりぎり隠れていたが、なんて立派な・・・・・・・・・・・・・いや、何も思い出すな!これ以上思い出すと霊長類として大切なものを失ってしまうっ!!

「お、おおお、お前・・・・何しに来たっ!!?」

「え?お背中を流そうと・・・」

「誰が頼んだか!!!」

「昴さんが言ってましたよ・・・『おにぃはおっきなおっぱいで体中をゴシゴシされるのが夢なんだって~』と・・・・幸い、私のサイズなら洗うに足りると思いましたので・・・・」

「~~~~!!!」

あの妹め、最近覚え始めの知識で兄の趣味をでっち上げやがって・・・・

いや、確かに男と言う生き物なのだから・・・・・憧れなかったと言えば嘘になるが・・・・・いかんせん、心の準備がっ!

ていうか、心の準備が出来てもやらせるか!!今は特に!!

「ていうか、今俺裸だぞっ!?」

「奇遇ですね、私も裸ですっ!」

「そうことじゃない!とにかく出てけ!!」

「そんな、この格好のまま外に出たら私犯罪者になっちゃいますっ」

「誰がそこまで出てけと言ったか!?」

ていうか、すでに不法侵入で十分犯罪者だぞお前

「え?居ていいんですか!?じゃ早速湯船の方に・・・・・」

「馬鹿っ!入ってくんな!!お前の世界観では俺の家には風呂以外の部屋が存在しないのか!?」

「え?ちゃんとベッドもありますよっ?」

「それ以外はどこに!?」

「とりあえずお邪魔しまぁ~すっ」

「入んな馬鹿ああああ!!!」

時すでに遅し、チャポン・・・・という慎ましい音とともに、ザブン・・・・とお湯が月乃の体積分出ていってしまう。は、入られた・・・・

ちなみに我が家、そんなに湯船は広くない。俺の場合は足も伸ばせないのだが・・・・

そこに二人入ってみろ・・・・後はご想像にお任せする、これ以上口では語れない。

とにかく俺は、胸で背中を流すと聞かない月乃にせめてタオルでやってくれ、と説得したり・・・・体を拭いてあげますぅ!と一緒に出ようとするのを何とかやめさせて先に出させたりと・・・・・疲れを取るためのバスタイムを疲労困憊で乗り切った。


あぁ、これが俺のこれからの日常になると言うのか・・・・


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