鵺の弐――狐狸
彼の大好きな彼女には秘密がある。彼女の大好きな彼にも秘密がある。そんな二人のくだらない化かし合いのお話です。
さて、ここはとある喫茶店のとある席。
座っているのは一組の男女である。
男の表情は顔を動かす筋肉が固まっているのかというほど無表情だが、その挙動は不審以外のなにものでもなかった。眼鏡のせいで視線はよく分からず、来たばかりのホットコーヒーになぜか塩をぶちこみティースプーンでぐるぐるかき回している。
スプーンがカップのふちに当たりガチガチ音を鳴らしていた。
挙動不審というよりは人間不信なのではないかという様子の男に対して、女は女で実に落ち着いた風情であった。唇に薄く笑みを乗せ、既に王者の貫禄すら漂ってきそうなくらい余裕たっぷりである。
さては浮気のバレた男が表情を取り繕い、女が糾弾しようというのか、はたまた別の理由か。お互いの空気があまりに異なっていて妙に人目を集める雰囲気だった。
事実、時折席の間を通り過ぎるウェイトレスの足が、そこだけスローになる程度に二人は注目を集めている。
「……実は」
口火を先に切ったのは、意外や意外。女の方が先だった。
「あなたに、言わなくてはならないことがあるの」
「なにかな」
やはり動作だけがいちいち妖しい男を気にする素振りも見せず、女はふと手元のアイスティーへと視線を落としつつ言葉を続ける。
「ようやくこうしてお付き合いが叶ったことだし、二人の間に隠し事があるのはいけないことだから……」
できたてカップルのようだが、あまり初々しさが感じられないのはどういうことなのだろう。
女はきゅ、とテーブルの上の手を握る。
「ここ数ヶ月間、私はあなたのことだけ考えてた。ずっと、ずっと……」
それだけならば男冥利に尽きる台詞だったが、その先に続いた言葉は周囲でそっと聞き耳を立てていた客と店員の度肝を盛大に抜いた。
「だから、毎日ストーキングしていたの」
* * * * *
彼女は男を愛していた。それはもう熱烈に。
彼が苦境に立たされていると分かれば、それがたとえ冬山であろうと四面楚歌の真っ只中であろうと、槍を持って助けに向かうと固く決意していた。
断っておくが、別に彼女の愛している彼はアルピニストでなければ戦国武将でもない。
それでも、彼のためなら火の中水の中なのである。実際に行動に移したらまず間違いなく死に至るのでやらないが、それくらいの気概を持って彼女は男を愛し抜いていた。重い。
そんな彼女の名前はサヤ。彼女の外見は、一言で言えば幼女である。
既に二十歳を超えたというのに顔立ちは幼く身長は低く、靴の大きさは大人用よりも子供用を探した方が早い。けれどアンバランスに胸のサイズは大きく、どこかコケティッシュな印象を周囲に与える。特殊な嗜好の人間には垂涎の的であろうビジュアルだった。
淫行も合法。向かう所敵なしの幼女であるとサヤは自負していた。自分を分かっている分タチが悪い。
そして自分をよく分かっているサヤは、自分の外見が持つデメリットもよく知っていた。
かつて告白した相手にはことごとく「いや、俺はロリコンじゃないから……」と丁重にお断りを入れられたものである。そんな苦い思いを胸に、サヤは決意を固めていた。この愛だけは逃すまいと。
そのためには、まずは相手をよく知らねばならない。どんなに無謀と思われる勝負であっても、敵を知り己を知れば百戦危うからずなのだ。勝機はどこかに必ずある。
恋の話のはずが、いつの間にか戦の話になっている。確固たる思いを豊かな胸に秘めたサヤの横顔は昭和一桁生まれのそれであった。
それからのサヤは彼の全てを知るために行動を開始した。
彼の動向を分刻みで把握し、日々の電話も欠かさない。一日三十回がライフワークの一部に組み込まれ、彼の捨てたゴミを漁って健康状態を確認したり、不燃も可燃もいっしょくたになっているので分別をし直し、記念品として何かしらを持ち帰るのはもはや日課である。
「ふふ、あの人と結婚したら苦労しそう!」
頬を染めて言っていることは恋に恋している少女のようだが、誰もいない早朝にマスクを装着しているその姿は間違いなく犯罪者だった。
けれど愛があれば問題はないのだとサヤは思っている。
「愛の前に、すべての障害はその意味をなくすのよ」
* * * * *
「ええっ、そうだったの!?」
サヤの大分間違った方向に炸裂された重すぎる暴露ショーに相手は当然驚愕の声を上げた。にも関わらず、顔だけはあまりにも無表情だった。表情筋が残らず死滅しているようなノーリアクション。これが吉本の養成所であったならば間違いなくダメ出しが入るところだ。
とはいえ、心なしか落ち込んでいるようにも見える。付き合い始めたばかりの女の子が実はストーカーでした、などということは出来れば名探偵にも暴かれたくなかった真実だろうからそれも当然だろう。真実はいつもひとつかもしれないが、そっと秘めたままにして欲しい事実も存在する。
しかし、彼の気鬱の原因はそこではなかった。
「ということは、俺の行動も筒抜けだったというのか……」
口調だけならば崖に追いつめられた真犯人のようだが、ここまで表情が変わらないと某腹話術師が操っている等身大の人形のようだった。正直言って気色悪い。
「ええ、勿論」
サヤは即答した。うっすらと頬を染め、恥じらうように両手を添える。
「でなければ、とっても告白なんてムリだった。知った時は嬉しくて心が震えたわ……」
「……」
夢見る乙女の瞳をするサヤに茫洋と頷き、塩入りコーヒーを一口すすった。相当量が投入されていたはずなのだが動揺ひとつ見せない。
カップから離れた彼の唇から漏れたのは、ため息だった。
* * * * *
サヤの恋愛対象たるゲンは世間一般ではオタクと評される人間であった。それも重度の。
日々の深夜アニメやゲームに費やした視力は悪く、圧縮をかけてもなお厚い眼鏡がこれでもかというほどに良く似合っている。彼は自分のキャラ作りに余念がない。
もはや過去の遺物となりかけているオタクはかくあるべし、というテンプレートを遵守している。そして散髪に使うくらいならばドラマCDを買うので髪も常に自分で切っており、いつでも襟足の長さが左右で違っていた。気持ちが悪いほどに肌が白いのは昼間のバイトでは限界があるため、深夜のドタチンで軍資金を稼いでいるからだ。
ちなみに、ゲンの表情が固めたように動かないのは人間よりも機械と、正確には画面越しの決して現実世界に現れてくれない少女たちと戯れる時間の方が圧倒的に長かったが故の弊害である。
仮に、今まさにグリズリーに頭からぱっくりいかれそうになったとてゲンの表情はおそらく微動だにしないだろう。人間との交流が極端に少なく、また交流したとしてもネットを介しての方が圧倒的に多いから表情を作る必要がそもそもないのだ。
そんな二次元万歳液晶邪魔だそこをどけ。三次元などクソであると言い切れそうなゲンは、ひとりの女の子に恋をした。
その相手は、サヤだった。なぜなら、ゲンが神ゲームとして崇め奉っているギャルゲーの主人公に、サヤが激似だったからだ。顔立ちは愛らしく小作りで、低い背丈に見合わぬはちきれんばかりに詰まっている胸のボリュームは圧巻である。貧乳はステータスでも希少価値でもない。ただの発育不良だと言わんばかりのスタイルにゲンの視線は釘付けになった。これでヤンデレだったら完璧だと考えつつゲンは呟いた。
「これが、恋……?」
救えない。
彼は道ですれ違っただけのサヤに一撃必殺で恋に落ち、オタク特有の執着心と自分の興味のあることにのみ発揮される執拗なまでの行動力をフルに駆使してサヤの自宅を割り出した。
ハイテンションに任せて三次元の嫁なう! とツィートしたところ、まず落ち着けとフォローされた。本当なのに。そして、毎日暇さえあれば彼女の家の近くを通り、見つければさりげなく追いかけて、いつの間にか彼女のスケジュールを把握するまでに至った。
とはいえ、流石に部屋に盗聴器とかカメラを仕掛けるというモロ法的にアウトの行為は犯さなかった。
ゲンだって我が身は可愛い。そして話しかける勇気はもとから持ち合わせていなかった。対人関係に対して積極性というものが欠如しているのはこの種類の人間の特徴である。
「見守ってるだけだから……これは、犯罪じゃないんだ」
握り拳を作って力説しているが、何を免罪符にしてもその姿はどうしようもなく犯罪者だった。
そんなゲンは、最近ひとつのことが気になっていた。ストーカーである。
最初はこんな自分のようなどうしようもない人間が誰かにつけ回されるなどありえない。何かの間違いに決まっている。収入は低く殆どがゲームその他に消えるうえ、とってつけたような無表情だし眼鏡だし。と、意外と客観的かつネガティブに自分を評価しているゲンは頭からその考えを否定していたのだが、そうでもないらしいと考えざるをえなくなってきた。
なぜなら、毎日のように夜中になると電話が鳴るのだ。
ついでに、ゴミを出すといつの間にか分別されている。
あまりに定期的に電話が鳴るので、近頃はそれを時間の指針にしていた。ゲンはあまりに家にこもり過ぎると時間が分からなくなる、というニート特有の現象を起こすのでそこそこ便利だった。
ただ、ひとたびゲームを買うと電話の音量をミュートにした挙句にヘッドホンを装着。気が済むまでテレビ画面の前から地蔵の如く動かなくなるという悪癖があるので、役に立たないこともままある。これほどストーカーし甲斐のない人間も珍しいのではないだろうか。
面倒事は丸投げしたい現代の若者たるゲンはその問題を放置した。
クソ面白くもないオタクの日常を監視していたところでいつか飽きるだろうという目算もあったし、それより画面向こうで自分を待っている可愛い少女の攻略法を検索したり、現実の気になるあの子の動向を調べることに忙しかった。
勿論、告白などという大それたことは考えたことすらなかった。何しろ相手は自分のことすら御存知ないのである。こんな男に呼び止められたら最後、良くて逃げるか最悪通報である。拒絶されたら絶望でメンタル的に死ぬどころか社会的に死ぬ危険性が高い。
なら、こんな風に尾行するのも止めた方がいい。それはそうだ。うん。まあそこら辺は、焦らず、おいおい、その内、明日には、明後日には、月末にはなんとか、ゲームの発売日前なので、とうっすら考えつつ親父にしごかれる野球少年を見守る姉の如く彼女を見守り続けたある日。
なんと、あちらさんから接触してきなすった。
本屋で本日発売の漫画を購入してホクホクしていたゲンに突然つかつかと近寄って来たサヤは、ゲンが動揺するより先に開口一番こうのたまった。
「あなたに惚れました。愛して下さい!」
電波な発言に普通の男ならドン引きするところだろうが、相手はゲンである。
可愛い少女はその辺の街中を闊歩しているのではなく、空から降ってきたり宅配便で送られてきたりするのがデフォルトだと思っている。しかも相手は今まで自分が見守ってきた、恋に落ちた二次元の嫁と瓜二つのかわゆい女の子。これが頷かずにおれようか。
「え? ああ、うん」
凡庸ここに極まれり。
歯が浮くような台詞を散々読んできたが、実質それはシナリオライターさんが書いたものでありゲンはそれを選択してきただけなので、気のきいたセリフなど望むべくもなかった。
それでもサヤは元気いっぱいよろしくお願いします! と返事をして、その場で携帯の番号とメールアドレスを交換して別れた。
とりあえず、狐にでもつままれたような気分だった。
試しに手の甲を本の角に押し当ててみたら痛かった。どうやら夢でなければ自分のイタイ妄想でもないらしい。
そして迎えた今日である。
ちょっとお茶でもしませんか、とメールを頂き初デートが喫茶店とはなんたる基本、なんたるベタ。
さすが三次元でもお約束はあるのだなぁと半ば感動しつつノコノコ出向いたらこれだった。人生そう甘くなかった。酸っぱかった。
面白い会話をすることが世界征服より難しいゲンにとって会話が途切れる程度のことは想定の範囲内だったが、まさかサヤに実はあなたをストーキングしてたのは私でした。メンゴ! と言われるとは思っていなかった。
事実は小説より奇なりとはよく言ったものである。
「……」
出会ってから今まで、ゲンにとってのサヤは清く正しく美しく、たとえ世界が滅んでも下ネタなど一言も発さないに違いない無意識下で信じ抜いている現代に生きるアニマであり、聖少女であった。
暴漢にでも襲われたらその純潔を守るために舌を噛むとすら思っていた。
話したこともないくせにここまで考えているとは、げに恐ろしきオタクに培われた想像力とは自分でも思う。けれど、そのかなりゲンにとって都合のいい想像は他でもないサヤ自身の手で木っ端微塵に粉砕された。だから本当に驚いたのだ。少なくとも普段使うことのなかった声帯を酷使するくらいには。
注目が怖かったのでもうするまい、と思った。
緊張のあまり砂糖と間違えて塩をぶちこんだコーヒーをすすって平静を装ったが逆に喉が渇いた。ひとりで勝手に踏んだり蹴ったりになったゲンである。
「じゃあ、君は、俺が君を尾行したりしてたのを知ってたんだよね」
まだ名前を呼ぶ度胸はない。
さっきは格好つけたことを言ってはみたがもう無理だった。
もはや日常に組み込まれたちょっと気になるけど何かするほどでもない、の部分が払拭されたことよりゲンにはそこが重要だった。通報云々は今までの感触でないとは思ったが、一応、念のため。石橋は叩きまくらなければ歩けないのがゲンである。
サヤはためらいゼロで頷いた。
「でも、俺は君が、俺をストーキングしてることなんか全く、これっぽっちも知らなかったんだけど……」
これも気になっていた。サヤの行動は完璧とはいえないが一通り把握しているつもりだったのだが。無意味な対抗心である。
「私、頑張ったもん」
なぜか胸を張られた。
頑張ってどうにかなるものなのかは分からなかったが、ゲンは目の前で存在をこれでもかと主張する桃饅頭が如きお胸様に向かってはぁ左様でございますかと言うほかなかった。
「私ね、とっても嬉しかったの!」
サヤは胸の前で手を組ませ、さっきよりも瞳をきらきらさせる。
「だって、あなたが私と同じ気持ちでいてくれたなんて、これ以上ない奇跡でしょう? それに、私はあなたの好みに合致してるって分かった時なんて……もう、すっごく勇気が沸いたんだから」
百年の恋も一瞬で冷めそうな情報も、彼女にとってはそうではなかったらしい。
ははぁ、サヤが自分にあんな告白をしたのはこんな背景があったのかとゲンは曖昧に納得して、逆に感動のようなものを覚えた。聖少女でこそなかったが、自分が好きになった女の子は自分のことが好きで、しかもストーキング行為をするくらい、重たく深く愛しているのだ。
そう、ヤンデレである。
まさにゲンの中で、サヤが完璧な三次元の嫁として顕現した瞬間だった。
ゲンはカップをソーサーに置き、常時ストライキを起こしている表情筋をほんの少しだけ動かした。ひどくぎこちなかったが、それは一般的に笑顔と称される類の表情に見えた。
「ええと、じゃあ改めて、これからもよろしく?」
他に言いようはないものか。
「こちらこそ!」
サヤは頬を紅潮させてにっこりと満面の笑みを浮かべた。
やはり、それはゲンの惚れたテレビ画面の向こう側の少女に酷似していたが、この時ばかりはあの少女より輝いて見えた。
恋は盲目というやつだろう。
変なところで冷静なゲンだった。
* * * * *
自分がゲンの好みにどんぴしゃりだと知ったサヤはその場で小踊りしたい衝動に駆られた。だが、出先だったのでそれはできず足だけで軽快にステップを踏むだけで我慢した。
けれどまだだ。まだ、材料が足りないとサヤは思う。必勝を納めるには、最後の一押しが必要である。
兵は神速を尊ぶとはよく言ったものだが、勇み足は死を招く。座して待つべし、と握り拳を作りつつもはや一般的な女の子ではなく軍師の如き思考回路をしているサヤの愛読書は三国志だった。
吉報はすぐにやってきた。
ゲンを見初めてはや数ヶ月。さぁ今日も会いに行こう、といつもの道を歩いていたら背後から視線を感じた。サヤは自分の外見が時に変態を招くということを熟知していたし、対処法も心得ていた。
バッグの中にそっと手を差し込み、小型の催涙スプレーをいざという時に取り出しやすいポケットへと移動。迎撃態勢を整えると、今度は手鏡を取り出していかにも睫毛が目に入りました、という風情で相手の確認をした。
果たして――電柱の影という、いかにもな場所からこちらを窺っていたのは誰あろうサヤの愛しい人。ストーキング対象もとい。ゲンだった。
こ、この戦貰った!
その時のサヤの表情は、今まさにとどめの一撃を見舞うべく采配を握った武将のようだったという。
ゲンが自分をストーカーし始めたと分かったサヤは、水を得た魚のように生き生きと算段を巡らせた。
彼が自分を好きになったのならば、もはや躊躇する理由はどこにもない。作戦を練り、アタックあるのみである。
幸いにして、数日後はゲンが崇拝してやまない作者のマンガの発売日。それまでにエステの予約をして、自分を磨き、服を買いに行かねばならない。
「……ふふっ」
サヤはあくまで清楚可憐な様子で口元を手で押さえ、漏れ出しそうになる笑いを懸命に堪えた。
なぜなら、今日はゲンがいる日だから。ただ、覆った手の中で吊り上がった唇は、獲物を前にした肉食獣の獰猛さに酷似していた。
細工は流々、仕上げを御覧じろ。である。
* * * * *
喫茶店を出て、ゲンの腕に自分の腕を絡ませたサヤは甘える猫のような仕草で彼を見上げた。
「ねぇ、部屋にカメラと盗聴器置いてもいいかな? あなたともっともっと繋がっていたいし、もっともっと知りたいの!」
さすが、本物のヤンデレは言うことが一味違う。
ゲンは一本取られた気分で頷いた。
「……いいよ」
二人は某電気街に向かうべく、駅へと向かって歩き始めた。
ゲンはサヤのストーカーで、サヤはゲンのストーカー。
お互いがお互いを容認していて、好みはこれ以上ないほどに合致している。二人だけでぐるぐると、巡り巡って元の鞘。納まりっぱなしで離れることはないだろう。
まさに破れ鍋に綴じ蓋。完成された需要と供給。
詰まるところ、馬鹿ばっかりだった。サヤも馬鹿。ゲンも馬鹿。馬鹿勢揃いである。
けれどその馬鹿のみで上手いこと回っているのだから、世界もよくできているものだ。
総括すれば、これは犬も食わない惚気話なのだった。ぎゃふん。
〈了〉
ゲンとサヤは、漢字に直せば元と鞘なのでした。ぎゃふん。ご拝読ありがとうございました!