#2
帰った後は、家でボーっとしていた。
何事も無かったようにポカンと・・・。
するとなんだか眠くなってきた。
「・・・昼寝しようかな」
独り言を呟き、自分のベッドで寝ることにした。
「かーなー!起きなさい!夕飯よー」
いつの間にか母も帰ってきていて、外は真っ暗だった。
「今いくー・・・」
力の入っていない声。寝起きはさすがに動きたくなかった。
だがそんなこと言ってられないので私は、リビングへ向かった。
「夏奈寝てたの?」
「うん・・・久しぶりの学校だったからね・・・」
そういい、テーブルに置かれてあるご飯を食べた。
食後は、風呂に入り、またすぐに寝てしまっていた。
次の日も学校で明後日は、入学式。体が慣れていないためだるくなる。
翌日。私はいつも通りの時間に起きた。
「・・・おはよ」
「おはよう、朝御飯出来てるわよ」
母はそういい、テーブルに朝御飯を置いた。
「いただきます」
まだ眠気が取れていない。昨日あれだけ寝ていても疲れは取れないものだ・・・。
そう思いながらも順序よくご飯を食べていった。
「ごちそうさま」
私は、ご飯を間食し、洗面所で顔を洗い、行く準備をした。
「それじゃ、行って来るね」
「いってらしゃい」
送り出された私は、家を出た。
学校に行くまで雪や純也達とは会わなかった。
三人はもうすでに学校についていた。
「夏奈!おはよう」
「おはよう」
雪が私のところへ駆け寄ってきた。純也は翔と話をしている。
「ねえ、夏奈!明日入学式終わった後、一年生の教室いかない?」
「え・・・そんな時間ないでしょ、すぐホームルームなんじゃないの?」
そう言い返すと雪は、勝ち誇ったかのように腕を組んだ。
「終わった後は、入部員を集めるための時間で部活見学なんだ!だから見に行かない?」
「別にいいけど・・・」
私は雪と一年生の教室に行くことを約束してしまった。
中学生のときもこんなことをしたような覚えがある。
目的は、イケメン探し。雪には彼氏がいるのにも関わらずだった。
雪と翔は、中学一年生から付き合い始めた。かなり長く付き合っている。
でも雪は彼氏に了承を得ているからいいと言っている。
そして長い授業も終わり、一日が終わろうとしていた。
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