そして疑ってしまう読者と化す
これは日記のようなものですから。
果たして、これは私自身が”悪い”のだろうかと思う。
短文細切れの1行空けモノローグのような文が続く。体言止めが連発されると、かなり胡散臭い。
でもその割に地の文は比較的しっかりしている。誤字が少ない。少ないというか無い。 ”人が考えたような”表現をするなあ、と思ったらそれと同じ言葉の使い方が何度も出てくる。
それらすべてが、全体をくどい文面にしている。
そんなこと言ってた? みたいな設定が当たり前の顔をして出てくる。
「手紙の返信に3日悩んだ」はずが、「来た手紙を開けるのに3日掛かった」ことになっている。すぐ開けたにも拘わらず。些細かもしれないが、人の心情表現としては全く意味が違う。
毎作きっちり10話区切りで終わっている。
毎話きっちり3000字前後で終わっている。
すべての話が同日に更新されている。なんなら分単位の差しかない。それを手でやろうと思ったら、下描き保存をきっちり全部やった後に順番に公開設定、かな? 予約投稿の場合には10分区切りでしか指定ができないので。
たぶん、なろうで書いて来た人間なら、そのような公開の仕方は少ないのではと思う。
SNSのリンクや紹介などがない。作者名を探しても出てこない。
ブックマーク欄やお気に入り欄が無しか申し訳程度。
割り切っているのか、人間っぽい挙動が少ない。
ほら、「良くない読者」の姿勢になってきた。
「この作家はAI生成なのでは?」と疑いながら読むようになった。
「それ意味ある?」「どっちだろうが面白いと思って読めたらそれでいいんじゃない?」と言われれば確かにそう。つまらないと思えば離脱すればいい、それだけの話だ。
でもなんだか、急になろうがつまらなくなってきた。
結局の所私は、AI生成であることを明記しない作家に対して「不誠実」と思い、私自身がなろう作家の方々に「不誠実」をやっている。
人ががんばって書いてくれたものを読みたい? 多分少し違う。
正しくは、誠実に書かれたものを読みたい。誠実であれば、AI生成作品だろうが問題はない。AI生成されたものだと認識した上で読めるのならそれでいい。
そうではないことに対して、不誠実だと感じている。さも「人が書きました」みたいな顔をして、チアーズプログラム目的に大量生成しているアカウントの姿勢を不誠実だと感じている。これが例え「AIです、正直読み返してません」みたいなことを堂々と書いていたとしても、ちゃんと表記しているという点からは違った印象を私は持てたんじゃないか。
技術的転換点、あるいは過渡期だという認識はしている。
でもそれらと、不誠実かどうかは別ベクトルの問題だと思っている。
文章だけではない、イラストや音楽、音声でも似たような問題を抱えている。これらの解決にはビッグデータとしての権利問題や、類似近似する作品についての定義といった沢山の課題が山積みなわけで、いずれ整えられていくだろうが今日明日の一朝一夕では解決しないものだ。
だからこそ今この段階では、やはり不誠実だと思う。
それに対して現段階でどうルール化するのかという問題は、決定が非常に困難だろうとも思う。実際にAI作品の出版が中止された件なんかを見るに、絵や動画と比べて、文章の判別は付けにくいのだろう。
でも、それでも。小説家になろう運営の方々には、指針を明確にしてほしいと願う。そして必要であればアカウント削除のような対応も辞さない姿勢を見せてほしいと思う。
そうしてもらえなければ、私は不誠実な読者をいつまでも辞められないのだから。
自分で書きながらも「あ、この書き方AIぽいな、、、」みたいな認知現象が発生するので本当に良くない。




