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そもそもAI自動生成による作品掲載は悪なのか?

 「小説家になろう」運営の公式見解ではないにしても、一応「推敲や入力サポート程度の使い方は問題ない」「まるっとAI生成された作品は歓迎しない」という意思表示はされている、とのこと。


"

「AIを利用して小説家になろうで投稿していいの? を調べている内に、一周回って訳わからなくなったからわかる人に聞いてみた。」

とりあえずごはん(・ω・) さん

 https://ncode.syosetu.com/n5448li/

"


 ゆえに、少なくともなろうでは「うすらぼんやりかもしれないが悪」と言えると思う。

 実際問題それらを運営が確認し削除までやるかといえば、手間に対するリターンが無さ過ぎてやらないだろう。



 「なろう」には常になにかしらのトレンドがある。誰かの発明した「設定」が「流行」になり、色んな作品で共通項を持つ。

 ゲーム世界に転生したり、時間が戻ったり、悪役令嬢が婚約破棄をされたりする、それら「お約束」がある。最早「定石」と言ってもいい。


 多くのなろう作家が「なろう定石」でもって作品を書いているのだから、今更AI生成で書かれた作品が掲載されようが、同じようなことをやっているだけで何も問題はないのでは?

 それは確かにそうかもしれない。だがそれは、読み手側の便利さや都合の良さからの視点での意見だとも思う。


 一定のクオリティが担保されていれば、読み手からすれば今のこの状況のように「人の手で創作されていなかろうが面白ければ問題ないし、早く新作が読めて都合が良い」。知ればなんとなしに嫌悪感くらいは抱くかもしれないが、それだって大抵の人は「今はそういう時代だから便利だね」で終わってしまう話だろう。

 なろう定石に少し変化が加えられた「いつもの」を、なろうの読み手は欲している。何度婚約破棄されようが、幾度目かもわからない冒頭婚約破棄作品を求め続けるし、何度異世界転生を見てもまた新たな異世界転生を求める。

 それが、人の手で書かれた作品かそうでないかは、単に読みたいものを読みに来ている人間にとってどっちゃでもエエみたいな現象だろうなと思う。



 私は前述のように、AI疑惑作品の放置から発生する問題というのは、一定のクオリティを保てる作品が続くのであれば、読者側には現れないだろうと思っている。

 あるとしたら、それは作者側におけるモチベーションの減衰に他ならない。


 「なろう」は「小説を書きたい者が集い掲載される場」であってほしいし、適当なプロンプトぶん投げて雑に生成した違和感だらけの矛盾アリアリ小説で小銭を稼げる空間になってほしくはない。

 それらの数が増えれば増えるほど、「自分の手で書きたい作家の卵」が眼に止めて貰える回数が減る。実質的に減る。

 「あいつはどう見てもAI生成なのに…」「ランキングトップにAI生成が入っている…」という、なんとも言えないウザったさが付きまとう場で、誰が自分の大事な作品を掲載したいと思うか。あるいは逆に自分が疑われる可能性だってあるんじゃないか。


 書かない側の人間にとっては「AIよりも面白いものを書けば済む話だろう」という問題にしか見えないかもしれない。そしてもちろん「人の手で作る作品こそ至高」なんて思わない。

 しかし誰かの創作意欲のスタートというのは、本当に小さい小さい些細なキッカケだったりもする。その小さいキッカケを、それらに壊され潰えてしまう未来を考えるのは、大袈裟だろうか?



 ちなみにガチAI小説勢の実際というのは、単に「プロンプトぶん投げ」みたいな世界ではないらしく

他サイト「note」

AI小説の現在地 〜品質と量産の間で〜

https://note.com/shin038/n/n5ec65e9f48b9


 めちゃくちゃ色々考えて作られている。

 しかし私の観測する作家方は、5話くらいで謎の設定不備やらが出てくるのでどう見ても「ここまで手間掛けてないだろう」としか思わない。文字通り「プロンプトぶん投げ」なんだろうなと推測する。



 しかし「今のなろうではうっすら悪」でも、未来はわからない。

 例えば川原礫先生は「ソードアートオンライン」の中で、AI自動生成で無限に作られるゲームクエストの話を、15年くらい前かな? に、既に書かれている。(アルヴヘイム・オンライン内の実装クエストの話、だったかな?)


 でもこれらは「AIでもって真っ当に作品を作ろうとする線」の話だ。


 だから私は、今は少なくともお手軽AI生成作家の非難をするし、やっぱり人の手に乗っかったクソ野郎だと認識する。だって、どう見ても「読み返してない」じゃないか。全然読み手のことを考えていない。

 ただただ「手早く作品をあげてページビューを増やす」ことしか考えていない。自分の出力した作品を読んでいないから、よくわからない表現があっても問題として認知していないし、なんなら感想欄で指摘されてもスルーする。どうでもいいんだろうそういうのは。


 同じやるなら、もっとちゃんと偽装すればいいのにとさえ思う。

 そうすればきっと、誰も気づかなかった。投稿頻度は人っぽいペースに整えて、ちゃんと読み返しておかしい部分を手で修正する。感想欄に返信する。前後に挨拶などを噛ます。でもそんな手間を掛ける価値は無いと踏んだのだろう。

 そういうことをやらないんだから、とどのつまりそうやって他人を思えないロクでもない人間がやってんだろうと邪推するし、なんなら相当バカなんだろうと思う。バレないようにやる頭さえ無いとな。

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