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15話 ハルルの手伝い②

 たどり着いたのは、俺も自宅として借りてるアパートだった。

 俺の部屋の方は1階の端。

 先導するハルルが脇の階段を上り、対角の端の部屋へ。


「どうぞ、お入りください。」

「じゃあ、お邪魔します。」

 先に入ったハルルに招かれ、緊張しながら自分も立ち入る。



 中の第一印象は「新品そのまま」だった。


 入ってすぐ目に入るキッチンでは、電子レンジや冷蔵庫が電源コードがまだ針金で折りたたまれたまま置かれていて。

 洗濯機だけは設営が成されているが、洗剤は未開封のままで、これも恐らく使われてはいない。

 ゴミ箱もビニールが張られておらず、使われてる形跡がない。

「この状態でここまで生活を…?」

 言い方を考えるより前に、思わず声が漏れる。

「一度使い方は教わったのですが、来たばかりで慌ただしくてうろ覚えで……。

 その時に書物も貰ったのですが、こちらの言葉は読めず……。」

「…そうか、そういう問題があるのか。」

 首元のチョーカーを指しながらハルルが言う。確か魔法的な装具だ。

「話すのもまだ完全ではないので、これに頼りながらなのです。

 なので勉強中です!」

 そんな元気よく言われても。

「で、手付かずなわけか。

 風呂とか飯はどうしてたんだ?」

「お風呂は実家にも似たものがあったので、特に問題なく。

 食事は保存食を多めに持ち込んでいたので、それでどうにかしてました!」

 …大丈夫なのか異世界の調査班。

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