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105話 より魔術は「形」になった①

 ナナノハが戻ってきたのは、昼を大分過ぎてからだった。

「おかえり。どうだった?」

 ナナノハが床に荷物を下ろしながら答える。

「とりあえず、ひとつ依頼は貰ってきました。ついでに、その準備を少々。」

 ふと言葉の中に耳に引っかかる単語。少しの思考時間ののち、質問を投げる。

「ちょっと気になったんだけどさ。

 完全に想像からの話でアレだけど、冒険者ギルドとか依頼とかそういうの、あったりするのか?」

「残念ながら──」

「…やっぱり創作上の存在だよなぁ、あんなの。」

「存在はしています。」

「いやあるんかい!」

「けどこの街にはありません。」

「あぁ、そういう事ね。」

「なので形式上、ボク個人への仕事の手伝い、という形になりますね。」

 実在するなら見てみたくはあったが、厳しいのなら致し方あるまい。



「それで、少しお時間よろしいでしょうか?」

 部屋の出口に向かいながら、ナナノハが問う。

「まぁ、時間なら持て余してるところだし。」

「なら、屋上までお願いします。

 戦力としてのユートさんを、一度見ておきたいので。」

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