表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/231

103話 養生と思案の末⑤

 場所を変え、1階のソファ。

 何の為の空間かわからないが、それはここの人も同じらしい。物がほとんど置かれておらず、持て余されている。

 外の騒がしさに飲まれる前にナナノハと二人、こちらから話を切り出す。


「ナナノハの方は、何か手伝える事とか無いのか?」

「ボクの方もやる事無いというか、無くなったというか。」

「…どういう事?」

「昨日まではあったんですけどね。

 それより優先度の高い事としてユートさんの事を任されまして。

 一度保留を経由するでしょうし、お望みとあらば回収してくる事も可能かと。」

「…そこまでの扱いされると、もうプレッシャーなんだけど。そんな大した事はしてないのに。」

 そう言い終わってから、気になる事が。

「ナナノハってさ、他のメンバーより前から来てたんだよな?」

「はい、5年か6年程早くでしょうか。」

「それで向こうの世界については結構知ってるんだよな、自力で言葉を覚えるくらいには。」

「そうですね、それなりには知ってるつもりではいます。」

「じゃあ何でナナノハじゃなくて俺が情報源になってるんだ?」

 それだけの経験があるなら、わざわざ俺が頼られる理由は一体?

「それは──」


 その言葉を遮る、第三者の割り込み。

 さっき3階で会った、もふもふトリオだ。

「ねぇねぇ、今大丈夫!? 元気になった!?」

「向こうにも英傑みたいな人っているの!?」

「だから落ち着きなってー。

 …でも、ボクも気になってきたなー、あっちの食べ物の事。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ