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10話 身近なファンタジー②

 部活紹介が終わり、体育館前。

 人だかりから少し離れた場所に、ショウヤがいるのを見つける。例の子も一緒だ。

 あちらも気付いたようで、手を振って呼んでいる。



「よっ、何か目星…ってか、お前中学では何かやってたりしたのか?」

 とショウヤ。

「バドミントン部だったけど、大会とか視野に入れてない緩い所だったからなぁ。

 その中でも特にうまい訳でもなく雰囲気でやってたし、別にそこにこだわりは無いかな。」

 一息の間を空け、言葉を続ける

「ただ他でやりたい事があるから、部活に割ける時間がどれくらいあるか……。」

「なんだ、バイトでもしてんのか?」

「まぁ…大体そんなもん。」

 本当の事は言える訳もなく、それらしい答えで話を流す。


「あと、今更なんだけどさ。

 そっち、まだ名前聞いてないよね。」

 その人が自身を指さし、うなずき肯定するする。

「あー、そういや確かにそうかも。

 キリ、小野里 希理(おのざと きり)だ。

 よろしくな、ユート。」

「あれ、何で名前…?」

「前にショウヤに名乗ってた時あったろ。

 その時に名乗ってたって思い込んでたかも、悪ぃ。」

 こうして話してる間も、実際に見えてるのは正体のはず。そう思ってはいても、特に変わった何かは感じ取れず。

 むしろ自分の記憶に対し、自信が無くなってきた。

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