第7話 お友達デビューです
第7話ご覧頂きありがとうございますm(*_ _)m
花粉症で死んでたのでずっと更新出来なくて申し訳ないです(´;ω;`)
まぁ毎回見てる人なんていないと思うけど(⚭-⚭ )
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「世界で初めて、魔女に人権を与えたのよ。」
魔女に…人権を…。つまり、魔女が道具じゃなく、人間になれるということでしょうか…。
「その後、リズビア国は世界中の全ての国から孤立してしまったわ。リズビア国は崩壊するかと思いきや、世界中の国から魔女がリズビア国へ逃亡するようになったわ。皆人権を求めて。」
…だから他の魔女さんたちは噂していたのですね…。もしかしたら、逃げようとしていたのでしょうか…。私、何も知らなかったです。
「リズビア国は、逃亡してきた魔女達を全員受け入れ、もし国のために働いたら報酬を、職を選べる権利を、人間としての自由を与えたわ。」
人間としての自由…。私には分かりません。人間とは、何をして良くて、何をしたらダメで、何をして生きるのか…。
「改革を行って半年もしない内に、世界で1番魔女の多い国になったわ。リズビア国では魔法は国民の幸せのために使うようにと定めて、魔法で国を発展させていき、今ではどの国と繋がらなくても自立した国を築けているの。」
魔法は、国民の幸せのために使う…ですか。王族のためでも、他国の魔女を殺すためでもなく。
「この国は、ここ数年で劇的に魔女が死んでしまっているわ。魔女がこれ以上死んでしまったら、この国は本当におしまいよ。私は、この国を変えたいわ。」
王妃様は…もしかして、私たち魔女のためではなく…。
「…。王妃様は、お国のために魔女に人権を与えたいのですか…?」
「…?どういうことかしら?」
「あ、えっと…無礼も承知な質問なのですが…。王妃様は、私たち魔女のためではなく、この国の未来のために…その改革をしようとしていらっしゃるのでしょうか…?あの…その…。」
こんな質問…。あまりにも失礼なのではないのでしょうか。どうしましょう…。王妃様に対して大変ご無礼を…。魔女の私が、自分のための改革では無いのかと聞くだなんて…。私は魔女なのに…私は魔女なのに…私は道具なのに…。
「…ラノ…ごめんなさい。言葉の使い方を間違えたわね。確かに私は王妃として、この国のためにこの改革を必ず実行させたいわ。でも…」
「…でも?」
「私個人のわがままでもあるの。ずっとこの国の魔女の扱いは気に入らなかったの。どう見ても私たちと同じ人間の貴方たちに、戦場へ否応なしに送り出し、労うことも無く、さっきなんて回復魔法を使わせて殴り続けるなんて…。せっかく…ここに嫁いでできた私の初めてのお友達なのに…。」
王妃様は、美しいお顔で強く眉間にしわを寄せ、拳を強く握りしめていらっしゃいました。
それに、お友達って…。
「う、え?…お、お友達ですか?えっと…え?王妃…様?」
「…?!」
王妃様は美しいお顔の頬を真っ赤に染めて、大きな瞳を広げてしまいました。
「あ、ごめんなさい…。まだ会って間もないのにお友達だなんて…。思惑も下心もない会話を王宮で、しかも、同年代の女の子とできたなんて、あまりにも嬉しくて…。勝手に舞い上がっちゃって…。お、お友達だなんて…。」
先程までの堂々とした姿からはとても想像できないような、焦っているけど、緩んだ口角を上げ、目を右往左往させている王妃様が…私のことを…お友達って…。
私、私、とうとう…お友達デビュー…してしまいました…。
「私が…王妃様と…お友達…。私が…王妃様と…。」
「…迷惑だったかしら?」
「いえ!あの、私も、お友達なんて、初めてで、なんと言ったらいいか…。それに、私、魔女なのに…。王妃様とお友達だなんて、その…身分不相応と言いますか…。」
王妃様は、椅子から立ち上がり私の手を握りしめました。
「私は、ラノとお友達になりたいわ!私から見たら貴方は私と同じ人間よ。だから、身分不相応だなんて…言わないで欲しいわ。」
うっ…。王妃様、その小動物のようなお顔で私のことを見つめないでください。もう、頭が混乱し過ぎて…。
「お友達に、なってくれないかしら?」
「あ、あ、あぁ…。王妃様…。お友達…。」
「その王妃様って言うのもやめましょう!2人きりの時は名前で呼んで欲しいわ。なんだか距離を感じてしまうし…。」
な、名前?!名前、名前…あれ?私、王妃様の名前知らないです…。どうしましょう…。あぁ…もう頭がぐるぐる。
…ポンッ!ポポポポポ!!
私から、たくさんの宝石が飛び出してきました。
「え、えぇ!な、なんですかこれ!」
「ラ、ラノ?!大丈夫?何これ?」
詠唱もしていないのに宝石ができるなんて…初めてです…。無意識下で魔法を使ってしまったのでしょうか…。
「こ、これ、エメラルドです…。」
「見ればわかるわよ!そんなことよりも、ラノ、大丈夫?魔法ってこんな突然出ることもあるのね…。」
「あ、いや、私も初めてというか…知らなかったというか…。」
このエメラルド…。今まで作ってきた中でも最高峰に質のいいものです。すごく綺麗…。頭が混乱しすぎて暴発してしまったのでしょうか…。
私が混乱している間に、散らばったエメラルドを王妃様が集めてくださいました。
「宝石を作る魔法なんて初めて見たわ…。やっぱり、とっても素敵ね!こんなに綺麗なエメラルド、見たことないわ。」
「あ、ありがとうございます。私も…こんな綺麗なエメラルド、初めてです。」
「「ふ、あははは…!」」
2人して笑えてしまいました。魔法を使って笑うなんて…。生まれて初めてです。
「改めて、ユーイナ国の王妃、ミア・ユーイナよ。私と、お友達になってくれないかしら?」
「…!ミア・ユーイナ様…。ミア様!よ、よろしくお願いします!」
爪も皮膚もボロボロの手と、白くなめらかで優しい手が重なり合い、私たちはお友達になれました。
……To be continued




