第1話 朝ごはんを作ります!!!
はじめましてm(*_ _)m
日生 碧央です。初めての作品なので色々と大目に見ていただけると助かります。
あらすじを読んでから本編をご覧いただけると、わかりやすいかと思います( 、. .)、
この国の魔女たち全員の住む家。ウィッチハウス。
5時起床。今日は、昨晩遠征から帰ってきた魔女の皆さんに朝ごはんを用意するために苦手な早起きを克服して今キッチンに立っています。
38人分の朝ごはんを作るのはとても大変だけど……全ては、お友達を作るため!!!
ふふっ。朝ごはんを美味しそうに食べる皆さんの姿が目に浮かびます。そして、朝ごはんを作った私のことを少しは見直して、仲良くしようとしてくれて、そしてお友達になってくれたりしちゃったり……
「わぁぁぁ♡私もようやくお友達デビューですか?!」
誰もいないキッチンでそんな独り言を呟きながら、朝ごはんの用意をします。今日の朝ごはんは、気合いを入れて作りましょう!材料は限られているので、豪華なものは作れませんが、遠征の疲れを少しでも吹き飛ばせるような朝ごはんを作ります!
今日のメニューは、茹でた野菜のサラダと、昨日から発酵させていたパンを焼いて、あと………
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
キンコン…キンコン…キンコン…
7時の鐘が鳴りました。皆さんそろそろ起きてきちゃいますね。早く盛り付けないと…
急いで作った料理を大皿に盛り付けて、机に並べます。今日の朝ごはんは自信作です!今日こそは、皆さん喜んでくれるでしょうか…
不安を添えた朝食と共に食堂でスタンバイします。まずは挨拶から!爽やかに、元気に、笑顔で!
そんなこんなしていると鐘の音で起きてきた魔女の皆さんが食堂にやってきました。
「…ねぇ、今日もかな?」
「えぇ?また朝ごはん作ってんの?そんな余裕があっていいね〜宝石魔女様は。」
「腹立つわ〜。雨風しのげる暖かい部屋で毎日仕事してる宝石魔女様。」
…今日も言われちゃいました。でも、今日の朝ごはんは自信作です。少しは見直してくれるかもしれません……
「あ、あの!」
一番乗りで来た魔女さんたちが、私の方を見てきました。とても、怖い顔で…
「お、お、お、おはよう…ござい…ます。遠征、お疲れ様でした…もし良かったら、朝ごはん……。」
少し吃ってしまいましたが、挨拶できました。今日こそは…今日こそは…私とお話してくれるでしょうか……
「邪魔。そこどいて。」
……。今日もまた、同じことを言われました。
「す、すみません。」
皆さんは私のことなんて見えていないかのように大皿にのった料理を取り分けていきます。
その後来た魔女さんたちにも挨拶をしましたが、挨拶を返してくれる魔女さんは誰一人としていませんでした…
38人全ての魔女さんが食堂に入ったことを確認して、食べている魔女さんに声をかけてみようと思います。イメージでの練習は昨日までにたくさんしました。落ち着いて、爽やかに、元気に、笑顔で!
「あ、あのぉ…。」
楽しく会話していた3人組の魔女さんが私の方を見てきました。一番乗りの魔女さんたちと、同じような顔で…
「お、お、お味はいかがですか?今日の朝ごはんは…じ、自信作…なんです…。」
言えた!言えました!さっきよりもスムーズに!そして笑顔で!
「これ、すごく手が込んであるよね〜宝石魔女様はこんな手の込んだ料理ができるほど暇があるんだね〜。」
1人の魔女さんが言いました。
「え、あ、えーっと…皆さんに、喜んで欲しくて…。」
「あたし達の仕事場は戦場だからさ〜?平和ボケできる宝石魔女様が羨ましいわ〜。」
「やっぱこれって、平和ボケしてる宝石魔女様の見せつけなの?」
残り2人の魔女さんも便乗しました。
「いや…そんなことは…。」
「人間として扱われてる宝石魔女様は、毎日死と隣り合わせのあたし達の気持ちなんてわからないよね〜。」
「……。」
何も言い返せません。皆さんは魔女として、国の為に毎日過酷な環境の元で戦い続けているのに、同じ魔女の私はいつもここで宝石を作るだけなのですから…
「…あーあ。食欲失せた。もういらない。」
「あたしも〜」
「明日からまた遠征でしょ。明日の準備しよ。」
そう言って取り分けた料理を残して3人の魔女さんは食堂から出ていきました。
今日も…ダメでしたか…。お友達は作れませんでした…。
そうして食べ終えた魔女さん達は次々に食堂から出ていきました。私なんて見えていないかのように…
……To be continued




