転生
神との対談を終えた後、俺は赤ん坊になっていた。
(こうなると分かっていても、不思議な感覚だな)
そんなことを考えていると、突然
「あーあー、聞こえるかい?ボクだけど。いくつか伝え忘れていた事があってね。急遽連絡させてもらったよ。ちなみにこの通信は一方通行だから君の声はこっちに届かないよ。」
と、例の神の声が頭のなかに響いた。
「まず1つ目、君にあげた《武器を創る》能力のこと。この能力は君のイメージした武器を創る事が出来る。あとは武器を創る時に君の[血]を混ぜれば特殊な力を持つ武器を創る事が出来るよ。この能力を有効に使ってね。」
そんなことができるのか、いいな...
「次に二つ目、この世界には君のように能力を持つものが他にもいる。彼らは『ユニオン』と呼ばれ、14歳から<魔術学校>への入学が義務づけられている。学校については孤児院で教えて貰って。」
学校か、少し楽しみだ。
「そして3つ目、君のことだ。君の身体能力はこの世界においても異常だ。だから孤児院に居るのにもしっかり理由がある。その理由はいずれ分かるよ。」
理由...か、気になるがいずれ分かるらしいし、ほっとこ
「さあ、これで説明は終わり。新しい人生を存分に満喫するといい」
それが神からの最後の言葉だった。