234.リアナさんと合流
翔太はキティナからなんとか逃げ切り、アストリアを探していた。
リアナさんとは今、通信したらやばいだろうからクリフさんにも支持を仰ごう。
「クリフさん、今いいですか?」
『待たせたね、シュネ君』
「アストリアさんの居場所って、わかりますか?」
『ドローンで位置も特定しているよ。まだ学校の外にいる。応援に向かわせたブークリエと交戦中だ』
「ブークリエさんが!?」
ブークリエさんなら、きっと彼女には応戦できるだろう。
ということは、俺は今からどうするべきだ?
「クリフさん、俺もブークリエさんの応戦に向かった方がいいでしょうか?」
『いや、シュネ君たちはまだどの組織の知覚者とはわかっていないはずだ。それに今回は調査員としてきているから、こちらの情報は悟られたくない。君はとりあえずシルバーと合流して、学園から脱出してほしい』
「わ、わかりました! ……あれ? でも、シルバーさんはどこに?」
『図書室にいる、急いで!』
「は、はい! デバイスがないので、クリフさん教えてもらってもいいですか!?」
『ああ、もちろん!』
翔太は急いで、図書室へと向かうために廊下を走りだした。
◇ ◇ ◇
『あそこだよ、シュネ君!』
「はい!」
俺はクリフさんの指示に従って、学園の図書室へとやってきた。
扉を開けて、周囲を確認するとそこにはリアナさん一人だけだった。
「青年、待っていたわ」
「シルバーさん! お待たせしました!!」
「クリフからの指示は聞いているわ、はやく逃げましょう」
「は、はい! ……でも、先生に見られずに学校から出るにはどうやって?」
『ブークリエが校門で囚人と交戦中だから、校門以外の場所から出た方がいいね』
「ほかに学校から出られる道ってありましたか?」
『ああ、グランド側の方なら自然に学校から脱出できる、だからルート的に体育館側から出た方がいいかもしれないね』
「体育館側ね」
「シルバーさん、行きましょう!」
「ええ、そうね」
俺とリアナさんは一緒に図書館から出て、周囲を確認しながら進むこととなった。




