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表裏

作者: そにお

いつだって誰だって夢くらい持ちたいもんさ。語ることはないけどさ。

それを叶えた奴らが得意げにやっと口を開くもんだから、夢を叶えた人が多いってのはそんなわけだって

僕の夢はまだ叶わないし、叶えたらそっち側にいっちまうのもなんだかな。


 希望と書いて絶望と読む

夢が希望と言うなら、僕にとっては夢は絶望だ、妄想だ、失望だ

それでも夢をあきらめる事はできない、あきらめたら希望も絶望もなくなるんだ。

ああ、それが希望なら 夢なら醒めてくれ

ああ、それが絶望なら 夢ならいいのにさ



それが正義だって、殴ってたら血も涙もあったもんじゃない、伝うことはないけどさ

それをかざした奴らが胸張って声高に嘯くもんだから、下を向く人がいるってのはそんなもんだって

僕の正義なんて伝わらないし、押し付けたら暴力になるのも嫌なもんだ


 希望と書いて絶望と読む

正義が希望と言うなら、僕にとって正義は絶望だ、妄想だ、衝動だ

それでも正義が存在するって叫ぶ、勝てば正義だって手のひら返し歴史を繰り返すんだ。

ああ、それが希望なら 正義なら救ってくれ

ああ、それが絶望なら、正義ならあきらめる


 君が明日は希望に満ちているって言うが、それが絶望だったら責任を取ってくれるのか

とれない責任に向き合わない君の明日に希望なんてあるのか。だったら僕が絶望を引き受けよう。そうしたら残るは希望だけだから


 絶望と書いて希望と読む

明日が希望というなら、僕にとって明日は絶望だ、闘争だ、問答は

それでも明日がやってくるから、君のためなら迷わず絶望を選んでみせるよ

ああ、それこそ希望だ、明日の絶望は僕のもの

ああ、それこそ絶望だ、明日の希望は君のもの



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