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女剣士登場
朝、四人の男が道場に現れた。
初老の男と傘を被った男達だ。
「周、殺ったのは誰だ」
「たぶん、隣街の道場の奴等だ」
「よし、仇は打ってやる」そう言うと四人は馬に乗り走り出した。
羅と李は馬に乗り荒野を走っていた。
行きに寄った茶店が見えて来た。
「あそこで休憩しよう」羅が言った。
二人は茶店に入った。
そこに初老の男達四人が追い付いた。
「貴様達だな。道場で暴れたのは」
「そうだ」羅が答えた。
「あいつらは私の弟子だ。弟子の仇を取らせてもらう」
「待て。あなた達と戦う気はない」
「問答無用」四人が羅と李に襲いかかった。
乱闘が始まる。
さすがの二人も四人相手では苦戦を強いられる。
「待て」皆が振り向くと女剣士が立っていた。
「胡、父の恨み、覚悟しろ」そう言うと初老の男は剣を抜き、女剣士と戦う。
羅と李は傘を被った三人と戦い何とか倒した。
女剣士は初老の男に勝利した。