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拳脚彷徨星  作者: 東武瑛
6/8

道場の決着

羅と李は道場に忍び込むと周の部屋を探した。「あの部屋だ」羅が声を潜めて言った。

二人は用心深く周の部屋に入った。

その時、一斉に灯りが着いた。

「ハハハハばか者が。やれ」

周が言うと男達は羅と李に拳脚を発した。だが、羅の卓越した拳技と李の猛スピードかつパワフルな蹴り技で男達は次々とダウンしていく。

そこに姜が現れた。

「下がれ」男達に姜が言う。

周と姜が羅と李に対する。

二体二の戦いが始まる。劣勢の周と姜は棍で二人を攻めるが李の蹴りが棍を叩き折る。

「ムッ」李の横げりが周の胸部に決まり周は血を吐いてダウンした。

姜は羅の逆技で腕の靭帯を伸ばされダウンした。決着は着いた。

羅と李の二人は悠々と道場を引き揚げる。

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