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拳脚彷徨星  作者: 東武瑛
3/8

大華酒店の乱闘

翌日

李と羅は馬に乗り、隣街に向かって荒野を走っていた。

「李先生は、どこで武術を習ったのですか?」

羅が聞くと「最初は家の近くの武館。それから山寺に住む老師に習いました」と李は答えた。

やがて、遠方に茶店が見えてきた。

「あそこでひと休みしましょう」と羅が言った。

二人は馬から降りて茶店に入った。

「いらっしゃいませ」と主人が言う。

二人は茶と饅頭を注文した。

そこに1人の男が入って来た。

「酒をくれ」

「はい」主人は答えた。

男は酒を呑むと「ウム。腹にしみる」と言った。

 李と羅は店を出て、街に向かった。

「何か気になる男でしたね」羅は李に言った。

「ウム」李は答えた。

二人は謝蘭の街に着いた。

日は傾いていた。

「今日は宿でゆっくり休もう」と李が言うと羅も従った。

二人の大華酒店に入った。

一階は客が大勢いた。しかし、主人に聞くと泊まれる部屋はあると言った。

二人は食事を取らず、それぞれ部屋でひと休みする事にした。

李が部屋で休んでいると階下が騒がしい。

隣の部屋の羅も出てきた。 

「ここの酒は不味い」口々に数人の男が騒いでいる。

「こんな不味い酒に金は払えん。只にしろ」

男の1人が言った。「今、別の酒を」主人が言うと「いらん。ただにしろ」と男が言う。

「金を払え」羅が二階から言った。

「何だ。貴様」「降りてこい」男達が言う。

羅は二階から降りていった。

男達は羅を取り囲む。

「見慣れぬ顔だな。この街の決まりを教えてやる」。男達が羅に襲いかかった。

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